山梨お見送りツーリング

4月第2週の週末は、毎年恒例のKの岐阜ツーリングが開催されている。今年で22回目だそうだ。
何度か行ったことがあるが、諸般の事情で2018年を最後に行けておらず、今年も行けない。

しかし今年は1日目(土曜日)に時間が取れたため、集合場所に見送りに行くことにした。
Insta360 ONE RS延長スクリーンのテスト、ロングツーリング前の身体慣らしも兼ねている。
日帰りで晴れ予報なので大した準備はない。ETCツーリングプランの「首都圏 東名・中央道コースミニ(2,500円)」に申し込むぐらいだ。

見送り場所(集合場所)は談合坂SAに7:30。5:00に起き、5:30に出走する。

茅ヶ崎海岸ICから高速に乗る。延長スクリーンが飛んでいかないかビクビクしたが問題なさそうだ。

順調に走っていたが八王子JCTの先で事故渋滞の表示が出た。Googleナビに従って相模原ICで降り、下道を走って相模湖ICから中央道に乗る。早々に着けるはずだったのにギリギリになってしまった。絶滅危惧種であるK乗りの皆さんと久々の再会を楽しむ。

岐阜に向かうK軍団に混走して中央道を西へ走る。巡航速度がそこそこ高めだが、延長スクリーンは相変わらず問題ない。途中で逸れて富士五湖方面に行くつもりだったが、この時期は勝沼あたりで桃の花が綺麗だったことを思い出して急遽予定を変更。そのまま走り続け、初狩PAで離脱した。

ここで延長スクリーンを取り外し、代わりにInsta360 ONE RSを装着する。高速道路走行時に使うつもりはあまり無いが、どの程度の速度までイケそうかは確認しておきたい。

勝沼ICに向けて走り出してしばらくしたところで、Insta360 ONE RSに挿し込むはずだったマイクアダプターが左足あたりでプラプラしていることに気付く。なんてこった、大事なものを挿し忘れていた。それどころか、このままでは何かに絡んで壊れてしまう。慌てて左手でケーブルを掴み上げ、左グリップを握りつつケーブルも掴んだまま勝沼ICまで走る。ICを出たところでKを停めて装着。危ないところだった。

そのまま快走農道フルーツラインに向かう。ただでさえ快走路なのに、桃や桜が咲いていて景色も良い。

今年は例年より桜が遅れ気味なので、今の時期でも残っているようだ。

そして桃の花もまた最盛期を迎えている。

この道は何度も来ているので、良い場所はだいたい把握している。これより先は行ってもあまり意味がない、という場所で折り返す。

勝沼ICを通り過ぎ、快走農道「みやさか道」に入る。前回も通った場所なので覚えている。快走っぷりに関してはフルーツラインが上だが、こと桃の花に関してはこちらの方が上だ。

桜もたまに現れる。

そのまま「みやさか道」を西へ走る。途中で展望台(花鳥山展望台)を見つけたので寄ってみる。リニアモーターカーが見える。

さらに西に向かうと「みやさか道」は終わり、別の農道「金川曽根広域農道」に合流する。道としては悪く無いが、快走感、景観ともにフルーツライン、みやさか道に比べるとツーランク落ちる。

前方に「道の駅富士川」の看板を見つけたので何となく寄り、土産物を買う。ついでに昼飯処を調べると、近くに「富士川ドライブイン」を見つけたのでそこに向かう。

R52をしばらく走ると、富士川ドライブインの巨大な駐車場が現れた。テキトーに停める。道路沿いに看板は出ているが、建物には何の看板もない。

ちょうど客が出てきたので営業しているようだ。中に入ってみると他に客は誰もいない。老夫婦二人で運営しているようだ。内装は典型的な昭和のドライブイン。実に好ましい。

メニューを見てしばし悩んだ結果、モツ煮定食を頼む。出てくるのが早そうだ、という下心は否定できない。

予想通り、さほど待たずに出てきた。米がやたらと多い。

見た目の通りで、さほど特徴があるわけでもないが素朴で美味い。漬物は自家製っぽい。米が多いせいもあって腹一杯になってしまった。やばい、眠くなりそうだ。

それを見透かしたのか、食後のアイス珈琲が出てきた。

後に入ってきた常連っぽい客はハンバーグ定食を頼んでいた。機会があったら食ってみたいが、あったとしても数年先だろう。それまで店が続いていてほしい。

富士川ドライブインを出て本栖湖方面へ向かう。本栖みちはなかなか良いワインディングだった記憶があるが、もう何年も走っていない。途中でループトンネルが現れたが、新しい道っぽかったので、たぶん初めて走るのだろう。

山の中にポツンと現れた道の駅下部に寄ってみると、完全にゆるキャンに占有されていた。土産物売り場より、ゆるキャングッズ売り場の方が広いというのはどうなんだろうか。何も買わずにトイレだけ借りて去った。

このあたりで、燃料計が動いていないことに気付く。たまに少しだけ動くが、すぐまたゼロに戻ってしまう。なんなんだこれは。

道の駅を出てしばらくして77,777kmに到達した。100,000kmまではまだまだ遠い。

本栖みちを快走し、トンネルを抜けるとそこは本栖湖。富士山はギリギリ見える。

なんか靴がパコパコ言うな…と思って見てみたら、靴底が剥がれていた。なんてこった。燃料計に続いてこんどは靴か。どうしようもないので放置する。

本栖湖を周回しようとしたが通行止めの看板が出ていたので断念。そのまま東へ向かい、いつもの富士クラシックへ向かう。前回Kで来た時は雪だらけだったが今回は普通だ。

そして周辺の脇道に入る。これは姑息にも事前にGoogle Mapで調べてスターを付けていた景色の良い場所だ。アタリを付けていた場所が実際に景色が良いと勝ち誇った気分になれる。

さて、そろそろ帰らねばならない。県道で青木ヶ原樹海を抜け、富士吉田のマックスバリュに寄り、土産物を買う。

靴底はますます酷くなり、テールカウル内に潜ませてあったガムテープでグルグル巻きの刑に処す。

マックスバリュを出て、東富士五湖道路に乗る。ETCツーリングプランに含まれているのでガンガン使う。普段だったら絶対使わないのに。

御殿場に出たところで、個人的に重宝しているマックスバリュ御殿場萩原店に寄る。ここでも土産物を買う…のだが、結果的に丹那牛乳、富士宮やきそば等、静岡土産ばかりが増えてしまった。まあ貰う方からしたらどうでもいい話だ。

買い物はこれでおしまい。今度こそ帰る。初狩PAで外した延長スクリーンを再装着してから出走。またしてもETCツーリングプランパワーを発揮して御殿場から東名高速に乗り、さらに圏央道、新湘南バイパスと乗って茅ヶ崎海岸まで走る。微妙に混んでいるR134を走り、当初の予定(14:00〜16:00頃)より大幅に遅れて帰宅した。

燃料計は最後までまともに動かなかった。実は水温計も動いていなかったことに、あとになって気づいた。どうすればいいのか、よくわからない。

撮影について

PENTAX K-1 Mark II + DFA24-70mmを使った。フルーツラインまでは右パニアケースに入れていたが、それ以降はウエストバッグ&肩掛け紐だったので、かなり重さを感じた。土産物を買ってしまうとパニアには入る余地がなくなり、担いで帰らざるを得ない。やはりこの組み合わせは日帰りが限度だ。それ以上はきつい。

今回はRAW現像のテイストを少し変えて、キーを暗め且つ彩度を少しだけ上げ気味にして、ホワイトバランスをCTEベースで少しだけ青みを増してみた。これで良いのかどうかは何とも言えないが、変な癖はないので悪くないだろう。

Insta360 ONE RSでの撮影

初狩PAから使い始め、結局マックスバリュ御殿場萩原店まで、ほとんど撮影しっぱなしだった。あとになって見返してみるとなかなか楽しいが、見て楽しいのは走っていて楽しい場所、景色が良い場所だけで、それ以外のどうでもいい場所は見返してもやっぱり特に面白くない。まあそんなもんだよね。どうでもいいとわかっている区間は撮らないようにすべきだろう。

Macの専用アプリで編集した結果はこちら。

「山梨お見送りツーリング」への4件のフィードバック

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