まあまあ天気が良かったので、またしても水没してしまったIrmscherの日干しでもしようかと思い立ち、家の前まで持ってきた。
運転席やらシートベルトやらを外して、雑巾を使って水を外に出す。ここ最近何度も似たようなことばっかりやっているので、随分と当たり前の作業に感じられるようになってしまった。こんなことばかりしていても面白くない。折角家の前でやっているのだから、ホースで水をぶっかけて雨漏り箇所を探すことにした。
この作業、随分前にも同じことをやって、結局原因が判らずじまいだった。そして今回も同じ結果になってしまった。20分くらいかけて念入りに水をかけてみたものの、どこからも漏ってこない。クソッ、俺が見ていない間だけコッソリ漏りやがって。単なる水の無駄遣いに終わった。何という環境にやさしくない車だ。だから税金が10%増しなのか。
ただでさえ面白くないのに、さらにつまらない結果になってしまった。そろそろ目先を変えねばなるまい。ここでトランクの中もやけに湿り気をおびていたことを思い出し、そっちを掃除してみることにした。
トランクの中の荷物を放り出してみると、フロアマットが濡れているのはもちろんのこと、中に敷いてあった段ボールもビチョビチョ。
何もそこまで濡れなくてもいいのに
こうなれば、ピアッツァで最も水が溜まるあの場所も、当然凄いことになっているはずだ。
と思ったらそれほどでもなかった
思ったほどではなかったにせよ、水たまりになっているのは間違いない。水深は4cm程度であろうか。このくらいの深さと広さがあれば水槽としても充分使えるぞ。
コイツでも引っ越しさせるか
途方に暮れつつ、そんな下らないことを考えていると、隣のオバサンが柿を沢山くれた。
こんなに食えるのだろうか
なんだか拍子抜けしてしまった。しかしそろそろ暗くなってきたのでやらねばならない。ありとあらゆるモノを外に放り出して、床やらマットやらを拭きまくる。某W氏入魂のトラクションコントローラー（単なるステンレス薄板の束）も凄いことになっていて、持ち上げるだけでも一苦労だった。某W氏もこういう事態は想定していなかっただろうから仕方が無い。
さすがステンレス、錆びていない
トランクを拭きながらあちこち見てみると、雨漏りの原因はテールランプ近辺の疑いが濃厚だった。もしかしてこの水がそのままフロアに流れていたりしないだろうな、と疑ってみたが、それはさすがになさそうだった。例のトラクションコントローラーが雨水をもシャットアウトしていたらしい。さすが某W氏入魂の逸品である。
そして今日も原因は解決せず、ただ拭いただけ。もう拭くのは飽きましたよホントに。