ブレーキパッドはすぐに届いた。他にも無い部品はあるし、車検切れついでに本革シートを直したりしようかとも思っていたのだけど、大残業攻撃で疲れた俺にはそこまでのパワーもなく、さっさと車検に出すことにした。
車検に出すなら、工場を決めなければいけない。こういう窮地ではニッパだろう、という声も聞こえる中、とある方面からの強い推奨により、茅ヶ崎のはずれの方にある「あづま自動車工業」に出すことにした。
JR130はとっくに車検が切れているので、どうやって持って行くか考えなくてはならない。そこであづま自動車工業に電話をして相談した結果、とりあえず一旦あづま自動車工業に行って自賠責保険に入って、それから仮ナンバーを取って、自走して持って行くことになった。
そして連休最初の土曜日、あづま自動車工業に行ってみた。土曜日も当然のように営業しているのはエラい。
小型作業場って・・・
小型車の作業場なんだろうけど、本当に小型車もやっているんだろうか。回りを見渡してみてもそんな雰囲気は全くないのだ。
トラックばっかりなんですけど・・・
場所的にはここで間違いない筈なので、意を決して小さい事務所のドアを開けると、いかにも自動車工場の事務員といった感じのオジサンとご対面。事情を説明して自賠責だけ出してもらうのだが、俺が思わず「細かいことは言わないからとにかく動けばいい」なんて口走ってしまったばっかりに、そんなことならトヨタ車にでも乗ればいいじゃないかと説教を食らってしまった。車がピアッツァであることは大前提で、その上であれば細かいことはどうでもいいのだけど、そのことを説明するのに一苦労。ピアッツァに乗って、別のピアッツァの自賠責保険に入りに来ている時点で、既に充分な変人臭を漂わせていたつもりだったのだが、それだけでは不足だったらしい。
とにかく自賠責保険証は手に入れた。あとは市役所で仮ナンバーを取って、JR130をここまで持ってくるだけとなった。帰宅後にJR130のバッテリーが上がっていないことを確認したのは言うまでもない。