その過去2回はどちらも寒い時期だったのに対し、今回は梅雨時…のはずなのにほぼ真夏の空模様。エアコンバッチリなクルマならいいかもしれないけどピアッツァ的には苦行に近い。箱根方面にしようかなあ、とも思ったけど、つい先日Kで行ってしまったこともあって、なんとなく丹沢湖方面にしてしまった。
丹沢湖自体はGW連休明けに行ったばっかりだったりするので、その手前にある寄集落を主目的として、5時半頃に出発した。
くどいラーメンに飢えていたので山岡家平塚店に寄る。1回目と似たような行動をしている。今回は素直に醤油ラーメンにする。
空いている一般道をひた走り、伊勢原あたりでR246に出る。そのまま「寄入口」信号まで行くつもりでいたら、Googleさんが新秦野IC付近で曲がる指示を出した。道が狭そうな気がしたのでどうかとは思ったけど、行ったことがない道に行ってみるのも一興かと思って指示通り曲がる。ゴルフ場の看板が出ていたのも曲がった理由の1つだ(ゴルフ場周辺は酷道である可能性は低く、かつ撮影好適地があることも多い)。
辛うじてセンターラインがある程度の道を進むとゴルフ場の入り口に着く。そこはスルーして先に進むと、良い雰囲気の場所があった。
この先はセンターラインのない狭い道になるが、交通量が少ないので特に問題はない。そのまま走っているうちに寄集落に出る。いつもの撮影スポットに向かうと、地元の方々が草刈りマシーンで雑草処理をしていた。撮影なんてしている状況には見えないのでスルーして先に進む。この先にある秦野峠林道を進んだ先に良い雰囲気の寄大橋があるので、そこに行こうとしたら、秦野峠林道が寄大橋の手前で通行止めになっていた。ありゃー。
しょうがないので戻る。その途中で木洩れ陽が良い雰囲気を醸し出している場所があったので、レンズをMEIKE 50mm/F1.8に替えて撮影に勤しむ。
調子に乗って撮影していたら、前方からクルマが来たのでそそくさと去る。来た道を戻ると、先ほどの撮影スポットでは相変わらず草刈りをしている。うるさい変なクルマが通るので、休憩中の地元民からジロジロ見られる。普通ならそのまま帰るんだろうけど、せっかく来たのにここをスルーするわけにはいかない。空き地でUターンし、いつもよりだいぶ手前のガードレール区間に勝手に止めて撮影大会を始める。せっかく広いところにきたのでTTArtisan 75mm/F2を使う。太陽の位置の関係でフロント側から取ると黒潰れしてしまうので、後ろからばっかり撮ることになる。
いろんな角度から撮ってみたけど、結局いつもこのローアングルが一番しっくり来る。
この場所でやれることはやった。そのまま前に進むと、いつもの撮影スポットは停められそうな雰囲気だったので、勝手に停めて撮る。山が近づいてきたのでレンズは50mmに変える。
似たような写真ばっかりになってしまうのでレンズを24-50mm安ズームに替える。
ちょっと先に進むとUターンスポットがある。ここで色々と試行錯誤してみたけど、やっぱり太陽の位置的に微妙な写真しか撮れない。
ここにきてようやくフロント側の写真が登場する。太陽の場所と道の向きとの関係なのでしょうがない。
寄エリアはこのへんでおしまい。某オフに行くにはまだ早いので丹沢湖に向かう。県道をひたすら下る。高度が少しずつ下がるにつれて気温は上がる。県道走行中は窓全開でなんとかなっていたが、R246は日陰がない上に交通量も多いので、窓全開は諦めてエアコン最強にする。最強と言ってもフツーのクルマの1/3ぐらいしか効かない。1名乗車でなんとか耐えられる程度だ。
いつもの県道を通って丹沢湖に着く。玄倉林道そばの橋から丹沢湖を眺める。
ここは橋の上なので、クルマからの距離を稼げないため、24mmで撮影せざるを得ない。そうすると、結果的にチョロQみたいな寸詰まりなクルマが撮れる。証拠写真目的ならいいけど、クルマ写真としては問題外だな。今回は貯水量が少ない証拠写真目的なのでどうでもいいです。
北岸の一方通行路を走る。いつもそうだけど、ほぼ誰も来ないので撮影し放題だ。他のところじゃこうはいかない。やっぱり丹沢湖は良いな。
ほどなくして湖岸道路は終わり、河内川東岸の林道を通って中川橋に行くと、残念ながら工事をしていて、いつも停めているお気に入りの駐車場は工事資材置き場になってしまっていた。こりゃしばらくはダメだな。
どうしようもないのでスルーして丹沢湖に戻る。喫茶店「憩」が営業しているのを確認して、そのまま山下りせずに湖岸をもう少しだけ走る。
さらに先に進み、玄倉方面とR246方面の交差点のところで撮影スポットを発見した。
前方にある通行止めのトンネルは、たぶん三保ダム完成以前の旧道なんだろう。路面は苔むしていて趣がある。これはなかなか良い場所を見つけた。
さて、そろそろ某オフに行かねばならない。そそくさと下山し、R246を東に走り、新秦野ICから新東名に乗って某オフ会場へ向かった。某オフ自体はいつも通りなので特筆すべき点はないのは毎度のこと。
用事があったのでさほど長居せずに帰宅。晩飯は手抜きして牛丼にした。
撮影について
この日はMEIKE 50mm F1.8を中心に、たまにTTArtisan 75mm F2、広角寄りはNIKKOR Z 24-50mm/F4-6.3 を使った。いつもの標準ズームはお休み。
MEIKEの50mmはなかなか侮れない写りをする。パキパキ解像より線が細い系の写りに感じる。同じ場所で他のレンズで撮ったものと比べると、色合いが若干暖色系な気がする。TTArtisan 75mmも似た傾向を感じる。どちらもどことなく湿っぽい、しっとりとした写りをする。
利用頻度が高いTAMRONの標準ズームA063Zが優等生的な写りをするのと比べると、さすが単焦点はそれぞれに個性がある。とはいえ、どれもこれもサードパーティ製のレンズなのは若干気になっている。
広角側担当のZ 24-50mmは、軽くて片手で撮れるので車内撮影やハイアングルに都合が良い。広角は車体全体を収めずAピラーより前だとか、ドアより前あたりといったように部分的に撮ることが多く、そうなると全体的に均質に解像してほしくなり、必然的に絞り気味になるので、この平凡なスペックでも問題ない。表現力に優れた標準域単焦点と、ハンドリング重視の広角〜標準域ズームの組み合わせはなかなか良いと感じている。eBay中古価格が妙に安かったから買ってみたレンズだけど、これは案外拾いものだった。
広角域はViltrox 20mm F2.8 単焦点も持っているけど、これはこれで使い所が難しい。50mmを中心として補完的に使うことが目的なら24-50mmの方が使い勝手が良い。
今回はPENTAXのカメラは持参しなかった。ようやくNikon Z5用のピクチャコントロールとホワイトバランスの落とし所が定まってきたので、Z5だけでイケるようになってきた。利便性や歩留まりはZ5の方が上で、それで撮って出しの色も悪くない状態になると、PENTAXを使う必然性が薄れてしまう。それはそれで何となく寂しいものだな。