PIAZZA meeting 2025

毎年恒例、朝霧高原もちやで開催されるPIAZZA meetingの日がやってきた。香嵐渓のISUZU FESTIVALとは違って日帰りだし、特別な準備はない。軽食の菓子パンとペットボトルの珈琲を買い、軽く洗車したり車内清掃をした程度で、カメラバッグとリュック、降雨時用の傘とカッパ、休憩用に折り畳み椅子、あとは一応温泉道具を助手席と後席に放り込んで準備完了。

当日は朝5時に起きて5時半に出るつもりで、5時には目覚ましに起こされた記憶はあるものの気付いたら既に6時過ぎ。どうやら二度寝してしまったらしい。あーあ、今年も沼津で朝ラーメン食ってから行くつもりだったけどこりゃ無理だ。とりあえず準備をささっと済ませて6時半頃に家を出た。

ルートはきちんと決めていなかったので走りながら考える。R246経由で御殿場に出るか、三国峠越えで山中湖に出るか、R1で箱根越えをするか。天気予報からして、富士山の全容が見える可能性は低い。今この瞬間は、たまに陽が射して海沿いは気分が良い。総合的に判断して西湘バイパスを最後まで走る、すなわち箱根越えを選ぶ。

朝のR134は空いていて信号待ちも渋滞もなく、きちんとルートを考える余裕がなかった。西湘PAで停まってルートを検討する。朝ラーメンは諦めたので沼津方面に行く必要はない。R1の三島から伊豆縦貫道で長泉に出て、裾野からR469に入ることにした。早く着きたければ新東名だけどここはケチる。

雲間から光が射す西湘PA

箱根新道を順調に登り、箱根峠のエコパーキングで小休止する。この場所は濃霧であることが多いけど、今日は雲行きの怪しい予報の割には霧がない。

霧がないうちに先に進もう

三島方面へ下るR1はガラガラ。伊豆縦貫道とR246も順調そのもの。ナビに従って県道で高度を上げてからR469に入る。そしていつもの撮影スポットに立ち寄る。

背景の富士山は裾が少し見えるだけ

ススキももう一息か

ここの道路の線形が気に入っている

もっと黄色くなってほしいね

ここ数年、この場所に来て晴れていたことがほとんどない。これは巡り合わせだからしょうがないけど、さすがに確率が低すぎませんかね。

お天道様に文句を言ったのが悪かったのか、雲行きがどんどん悪化して小雨が降り出した。撮影は終わりにしてR469を西に走る。そしてもう1つの撮影スポットに寄る。ここは天候はあんまり関係ないし、むしろ湿っぽい方が雰囲気があって良かったりする。

緑のトンネル

ここも道路の線形がいい

少し場所を変えてみる

この道をそのまま進むと富士山スカイラインに合流する。R469に戻るか、そのまま進むか。Googleさんはそのまま進めと言っているように見えるので直進する。いつの間にか雨は上がっていた。

マイナー林道であり快走路でもあるこの道は、マイナーすぎてしばしばauの電波を見失う。当たり前のように電柱・電線もない。たまに北海道の如きダウンアップ(アップダウンではない)がある直線が現れるところが気に入っている。

まるで北海道のようだ

ところどころ色づいている

線形は良いけど、凸凹が多かったり、結果的に水たまりが多いのがこの道の欠点だ。雨が続くと水どころか泥が溜まっていたりするので、特にバイクだと油断できないし、スピードは出せない。そんな道を、そのまま富士山スカイラインを目指して快走していると「富士宮市方面通行止め」の看板が現れた。

ん、Googleさんは行けるって言ってたよな?と思ってナビを見てみると、富士山スカイラインの手前でよくわからない別の道に案内されていた。この脇道がまともな道である保証は何もない。こんな電波も入らない場所で、滅茶苦茶な砂利林道に案内されたらたまったものじゃない。きちんと道を確認しなかった自分のミスだ。

しょうがないので来た道を戻る。これで20分はロスしただろう。相変わらず水たまりや凸凹が多い道をひたすら戻り、先ほどの撮影スポットも抜けてR469に戻る。この先は素直に県道と国道をひたすら走る。

ついさっき登ってきた道を下る

目指すもちやまであと数分というところで雨が降り出す。さっきは小雨だったが今度は本降りのようだ。PIAZZA meetingは、快晴もないけど雨もないという印象だったけど、今回はついに雨か。

本来は9:00開始だけど着いたのは9:50ぐらい。ひどい遅刻かというとそうでもなく、後からまだ数台やってきた。ちなみに去年は呑気に朝ラーメンを食っていたせいで、さらに1時間遅い到着だった。

しばらく雨は降り続いていたが、1時間弱で上がり、その後は降ることはなかった。

雨が上がった

昼飯は「もちや定食(¥1,300)」にした

今年のハイライトはこの83型 JR130 XE 5MTだ。昨年購入したとのこと。中身は乗っていないのでわからないけど内外装とエンジンルームは極上の部類だ。

手前が83 XG、奥が83 XE

左が83 XE、右が83 XG

今年のJR130はこの2台、あとは自分のXEと、いつもの82.5型XLの4台。まあ多い方か。

ミシミシ音の原因を類推したり、いろいろな方と喋っているあいだに時間は経ち、PIAZZA meetingは終わる。じゃんけん大会やらなんやらで何もゲットできないのはいつものこと。15:30頃に会場を後にした。

帰り道はなんとなく河口湖・山中湖周りにする。大概にして富士クラシックあたりで撮影してから帰るので、自然と足がそちらに向いてしまう。しかしこの日は徐々に霧が濃くなり、富士クラシック方面へ曲がる交差点の脇にある駐車場から富士山方面を見ても、全く何も見えない状態だった。

真っ白で何も見えない

一応富士クラシック方面へ行くだけ行ってみたけど、視界は50m程度。これじゃ写真もクソもない。さっさと諦めて県道に戻り、青木ヶ原樹海を抜けて河口湖方面に向かう。

途中のPで休んでいたらピアッツァが2台通り過ぎた

樹海の先、富士吉田市街地のはずれにある河口湖フォレストモール内のマックスバリュで土産物を買う。お目当ての富嶽麦酒は売り切れていたので別のビールを買った。

そこそこよく行くマックスバリュ

まだ晩飯にはちょっと早いけど、混雑や行列が大嫌いなので、このモールの隅っこにある山岡家で早々に晩飯にした。

微妙に周りから浮いている空間

男は黙って醤油ラーメン

あとは帰るだけ。東富士五湖道路沿いの裏道を通って山中湖へ向かう。街灯もなく真っ暗、しかも雨なので走りにくい。明るい国道に出ると安心する。目が疲れたので湖畔の駐車場で小休止する。

籠坂峠を越えて須走まで降りてくると雨が止み、次第に路面も乾いてくる。御殿場市街地は全く雨が降った形跡がない。北回りルートは失敗だったか。でもR469は往路も先週も通って飽き飽きだったし、ビールも買いたかったし、ラーメンも食えたし、まあ良かったということにしておく。

御殿場IC近くのマックスバリュ東田中店でいつもの丹那牛乳ヨーグルトと丹那牛乳コーヒーの土産物を買い、混んでいる東名高速は無視してR246でひたすら帰る。もちやでミシミシ音を再現するために揺りまくったら極めて悪化してしまい、気に障るので途中のコンビニで停め、ショック療法だとばかりに激しく揺すったものの全く効果はなかった(当たり前)。

R246、曽我梅林沿いの県道、西湘バイパス無料区間、R134と走り、21時過ぎに無事帰宅した。住宅街の路地に、英国紳士が奏でる孤高のサウンドに加え、ミシミシ音が激しく響き渡っていた。

帰宅後、片付けを終えてTwitter、じゃないXを覗いてみると、すごいタイミングでお願いしていたイラストが届いていた。

いろいろな意味で酒が美味い夜になった。

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