会議も中盤にさしかかり、眠くなりかけた昼下がりに、突然やってきた館内放送。
緊急事態発生です。
直ちに避難してください。
訓練ではありません。
わざわざ「訓練ではない」と断るあたり、言う方もよく心得ている。
一体何が緊急事態なのかさっぱり判らないままに階段に向かうと、そこは全く動かない人の列。オヤヂどもが幽閉されている狭い空間は実に息苦しく、こっちの方がよっぽど緊急事態だ。
ほどなくすると列は動き出し、階段を目が回るほど降りて外に出ると、ものすごく暑苦しい。これもまた緊急事態だ。
警察やら消防車やらがビルの周りに集まっていることからして、避難勧告自体はインチキではなかったらしいが、警官や消防団、そして警備員の緊張感の無さから想像する限り、避難勧告の原因は単なるイタズラだったようだ。
遠足みたいだ
随分前にやった避難訓練の記憶を辿ると、ビルから避難する際は多摩川の土手に集合する段取りだったと思うのだが、こんな状況では馬鹿正直に多摩川まで歩く奴はそうそう居ない。みんな涼しい場所を探してボケーと座っている。
案の定問題が無かったようで、暫くしたら避難勧告は解除されたのであった。
結局何だったのかよく判らないが、どうやらウソの爆破予告があったらしい。次にイタズラする時は、せめてもうちょっと過ごしやすい季節にやってください。
こんにちは、ダーツです。
ホント大変でしたね。
>オヤヂどもが幽閉されている狭い空間
まさにオヤヂだらけ〜ですな!
>↑・・・がよっぽど緊急事態
普通は「なんだ!なんだ!」と、とりあえず逃げるのが集団心理。
さすがはこの着眼点に拍手!ッス〜。
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