最近はつけ麺ばっかり食っていたので、久々にくどいラーメンが食いたくなって「まつり家」に行ってみたら、閉まっていた。シャッターに張り紙が張ってあるのだが、落胆が激しくて読む気になれない。仕方が無いので、それほど遠くないところにある「荒湘」に行くことにした。前に行ったのはもう1年くらい前の話で、どんな味だったのかさえあまり覚えていない。
店主らしきオッサンにラーメン(550円)を頼み、セルフサービスの水を飲んでみると、すごくヌルくてがっかりする。この暑さの中、冷水を出さないのは、もはや犯罪に近い。ラーメンを作っているのは、どことなく弟子っぽい感じのニイチャン。時計を見ながらしきりに麺の固さをチェックしている。
ここのラーメンは、まあ家系に近いと言えば近い。スープは豚骨で、くどくない部類のもので、あえて言うなら美味い時の辻吉家とか、相模家に近い。味少々油が多めで、かなり熱い。麺は、普通の家系よりは細めで、少々固めの茹で具合。具はチャーシュー、ほうれん草(じゃないかも)、海苔3枚で、それにウズラの卵1つ。チャーシューは、味は悪くないけど、なんだか残り物みたいなショボいチャーシューだった。
全体的には、それなりにいい線行ってるんじゃないかと思うんだけど、あんまり特徴は無い。しょっちゅう食いたいというより、忘れた頃に行ってみるのが良さそうな感じだった。