大洋と他球団、どっちが大事なんだ

オーナーがマルハからTBSになって以来、あまり期待しないで静観していたが、久々に頭に来た大洋ネタがあった。
横浜、他球団グッズも販売へ(日刊スポーツ)
横浜異例の大改革!主催ゲームで相手チームの応援歌(サンスポ)
対戦相手チームのグッズを売るとか、応援歌を流すとか、そういうのは百歩譲って許すとしよう。しかし、その理由が最悪だ。

「横浜ファンだろうと阪神ファンだろうと払う金は一緒。足を運んでくれたお客さんを満足させるのがわれわれの仕事」

確かに払う金額は同じだろうが、相手チームのファンが満足することを考えるより、まずは自分のチームのファンが満足することを考えるのは当たり前の話だろう。それを放棄しているから腹立たしいのだ。この発想でいけば、横浜スタジアム全体を巨人ファンや阪神ファンで占めても良いということになる。そんな状態で試合をして、大洋は勝てるのか。元々弱いのがもっと弱くなるだけではないか。
帳簿上はどちらでもいいのかもしれないが、仮にも大洋はプロ野球の球団だ。自らが強くなって金を稼ぐことを目指すのが第一ではないのか。その方面で手を尽くした上でやるなら我慢するが、とてもそのようには見えない。
何より、こういった手段は、試合を見に行く人がいなければ何も意味が無いのだ。こんなことが観客増に繋がるのだろうか。
人はプロ野球の試合を見るために球場に行くのだ。決してグッズを買いに行ったり、球団歌を聞きに行くわけではない。観客を満足させたいなら、まずは試合内容で満足させることを考えるべきだ。本物のプロ野球ファンなら、満足する基準は勝ち負けでも、勿論グッズでもない。試合やプレーそのものなのだから。
少なくとも、こういう人たちが経営しているチームを応援する気にはなれない。勿論、試合を見に行く気にもならない。あー馬鹿馬鹿しい。
でも、どうせテレビで見ちまうんだろうなあ・・・