時間は空いているが天気がよろしくない日曜日。幸か不幸かVespa LX125ieが居なくなってしまったので場所が空いている。じゃあやれよ、と言われてた気がしたので、K1100RSの裂けた蛇腹を外すことにした。
とりあえずタンクを外す。本来は燃料ポンプが動かないようにした上でエンジンをかけてガソリンを使ってしまうと漏れなくていいのだが、エンジンがかからないのでどうしようもない。1Lの携行缶に流し込むようにしながらホースを抜き、燃料ポンプのコネクタを外し、タンクを浮かして外す。
続いては、やたらと外しにくい場所にホース接続部(と、ねじ式ホースクランプ)があることで悪名高いブローバイホースを外す。反対側(リヤブレーキマスターシリンダー側)から長めのマイナスドライバーを差し込んだら辛うじて届いた。
緩めたので、ホースを抜くべく引っ張ったところ、ブチッと切れてしまった。相当劣化していたようだ。これでは緩める意味さえ無かった。
どうせ新品注文済みなので、ホースが切れようがどうでもいい。そしてインテークのボックスに繋がるプラ製のパイプを外し、ボックスを固定している3箇所のクランプを外し、エアクリーナーを抜き、ボックス上部に繋がっているホース2本を外す。
そして蛇腹側の再利用できないワンイヤークランプをブチ壊し、蛇腹をインマニ(的なもの)から引っこ抜く。ここまで色々外してようやく蛇腹&ボックスを外せる。
蛇腹の1番はものの見事に裂けていて使い物にならない。
そして、ただ置いてあるだけのボックス下半分も外す。
その裏は細かい砂のようなゴミだらけ。それがブローバイホースの裂け目から漏れたオイルで固められていて滅茶苦茶汚い。
この日はここまでで一旦おしまい。
そして翌日、スロットルを外す。今回の目的はあくまで蛇腹交換なので、こちらは外す必要は無いのだが、せっかくここまで分解したのでついでに掃除したかったのだ。外すのはスロットルだけで、インジェクタ一式は外さずに温存する。
まずスロットルに繋がっているアクセルワイヤーとチョークワイヤー、スロットルポジションセンサーに繋がるコネクタを外す。
スロットルボディに固定されている燃圧レギュレータからインジェクタのレールに繋がっている燃料ホースも外す(このホースはヒビが目立つので交換する)。
そして、スロットルボディからエンジンに繋がるスリーブを固定している上下のクランプのうち、下側のネジ式の方を緩める。上側の再利用不可なワンイヤークランプは緩める必要はない。
ここまで緩めたところでミシミシと揺らしたりしながらスロットルボディを抜く。スリーブのゴムで圧入しているだけなので無理矢理引っこ抜くしかない。
やること自体はそんなに多くはないが、いちいち硬いとか抜けないとかで時間がかかるので、終わってみると結構な時間が経っている。
そしてスロットルボディの各部をパーツクリーナーで掃除する。ピアッツァで使った強力なクリーナーは、スリーブのゴムを痛めそうなので使わなかった。
とりあえず部品類の取り外しと、最低限の掃除は終了。あとは部品の到着を待つだけとなった。