去年に引き続き、K1100RSで東北に行ってきた。
台風で壊れたカウルの修理を無理矢理終わらせたのは、このツーリングに間に合わせたかったから。倒れる前はセローで行く気持ちの方が強かったのだが、修理をしているうちに、K1100RSで行きたい気持ちが強くなり、試運転の結果、Kで行くことにした。
ウチの会社の創立記念日が10月第1週の金曜日で、たまたま4連休になったので、堂々と(?)4日間行ってきた。4連休という時点で、行き先は、ほぼ自動的に東北に決まっていた。しかし、東北を4日間というのは本当にミニマムだ。ぜんぜん時間が足りない。
今回は、以前からやっている自分用東北旅行基金を使ったので、俺のソロツーリングにしては贅沢(?)な旅になり、ホテルや旅館にも泊まり、高速道路も積極的に使い、そこそこ多めの土産物などを買った。しかし、思いつきで道を決めてしまい、強引な旅程になる悪癖は相変わらず。
東北の、特に災害被災地に行くということに逡巡はあったのだが、結果的には行って良かったと思っている。使い古された言い方だが、百聞は一見にしかず。
【概要】
走行距離:2214km
消費ガソリン:107.61L
燃費:22.2km/L
天候:10/8の昼間の午後(高速道路走行中)に降雨。それ以外は晴れまたは曇り
【費用】
ガソリン代:14948円
宿泊費:16830円(ホテル、健康ランド、温泉宿)
道路代:12800円
食費:6531円
風呂:620円
雑費(土産、ネジ類etc):14794円
合計:66403円
ちなみに去年は46320円。去年は全て健康ランドに宿泊で、1000円高速実施中だったため、その金額差が大きい。あと、雑費も去年の倍ぐらいある。買い物しすぎた。
【走行ルート】
ちなみにこのログは、htc AriaにインストールしたMy Tracksで取得した。iPhoneのMotion-X GPSでも取っていたが、こちらは何度か勝手にログ取得を停止してしまっており(おそらく原因はiOSのマルチタスク)、バックアップとして念のため取得していたMy Tracksのログが役に立った。
【今回の「あたり」または、良かったこと】
- 南三陸のホテル観洋は素晴らしいホテルだった。崖の上の露天風呂からの眺めが実にいい
- 気仙沼の道の駅で買った「うにごはん(450円)」がうまかった
- 八幡平の産直で買った大福がうまかった
- 八幡平の「ふけの湯」がワイルドで良かった。岩手側にある藤七温泉全体の雰囲気は似ているが、こちらの方が客が少なく秘湯感が高い
- やっと味噌カレー牛乳ラーメンにありつけた
- 龍泊ラインの南下方向ルートは良い
- 津軽半島西岸の直線道路も南下走行が良い。但し晴れの日に限る
- 修理したアッパーカウルは、長距離の高速走行や転倒にもめげず、最後まで耐え切った(転倒によりヒビは入った)。信じてよさそうだ
【やらかしたこと】
- 東北道を北上中、佐野SAにて、トップケース装着用の台座を固定するネジ(4本中前側2本)が緩んでいることに気付く。慌てて締め直す。
- 那須高原SAにて、トップケース装着用台座のネジを確認するため揺らしてみたところ、その台座が固定されているシートカウル自体がガタガタしていることに気付く。確認すると、シートおよびシートカウルをフレームに共締めしているボルトが2本中1本無くなっていた。さらに、シートカウル自体をフレームに固定している箇所のネジ穴(2箇所)のうち1箇所が破断寸前になっていた。給油をしたガソリンスタンドで、同径、同長のプラスネジをもらい、その場をしのぐ。その後、コメリで購入したボルトに交換。
- 国見IC近くのコメリにてネジ止め剤を購入し、ネジに塗布。しかし、その後新北上大橋付近で再確認したところ、トップケース装着用台座固定ネジが緩んでいた。車載工具のメガネレンチにはオフセットが無いため締めづらい。そのため、ダイソーでオフセットのあるメガネレンチを105円で購入し、再度ネジ止め剤塗布後、強く締めた。後から考えると、単純に締めが甘かった可能性が高い。かなり分厚いスプリングワッシャーが使われていて、相当な力で締めないといけないのだが、少々遠慮してしまった。カウルの中にあり、目に見えないため、手の感覚で判断するしかないのでこうなった
- 道の駅で停車したところ、右側のサイドカバーがいきなり落っこちた。シートカウルのボルトがなくなり、ガタついていた影響で外れかけていたようだ
- 津軽半島の高野崎にて、駐車場から右方向に曲がろうとしたところ、操作を誤りエンスト。たまたま前輪だけが段差に乗っており、足つきが非常に悪い状態で、しかも右側に若干倒れた状況でエンストしたため、なすすべなく右側にゴロリ。自分はそのまま一回転して受身を取ったため全く無傷。ミラーが外れ、直したばかりのカウルの塗装とパテが剥がれた。ミラー付け根のプレート(というか、ミラー固定用の突起)はかなり曲がったが、車載工具のプライヤーで無理矢理曲げて戻した。パニアケースにも勿論傷が付いたが、パッド部分のため気にならない程度。
- トップケースに日本酒の小瓶をそのまんま放り込んでいたところ、しっかり固定していなかった(荷物を満載にしていなかった)ためあちこちに激突し、蓋が少々開いてしまい若干の酒が漏れ、トップケースが酒臭くなった。
- RAMマウントにiPhoneを固定するためのマウントを使用しているのだが、念のため女性用の髪ゴムを巻いて押さえていた。しかし、出発時にいきなりこれを無くし、予備も蓮田SAで早くも無くしてしまった。もう1本予備はあったが、どうせ無くしそうなのでもうやめた。その後、地震で凸凹が激しい箇所も多く通ったが、iPhoneが吹っ飛ぶことはなかった。RAMマウントを信じていいらしい。
- 十和田湖から金田一温泉まで、R104を使うつもりでいたのだが、面倒なのでナビに任せたら狭い・暗い道を選んでしまい非常に疲れた。結局最後はR104に合流。どうせ後悔するなら自分で選んだ道で後悔したかった
- 当初は行く気は無かったのだが、思いつきで気仙沼まで行ってしまった。それ自体は別にいいのだが、案の定大きく時間をロスし、一ノ関から八幡平まで高速を使う羽目になってしまった。
- あおもり健康ランドで畳敷きの休憩コーナーに寝てしまった。五月蝿くてあまり寝られず。絨毯敷きのリクライニングコーナーにすべきだった
- 津軽半島の東岸を北上中、あまり意味も無くあちこち停まりまくってしまい激しくタイムロス。その後の旅程に大きく支障をきたし、せっかくの好天だというのに岩木山スカイラインは走れず、その後も弘前〜黒石なんていう1区間だけを東北道を使ったりして時間短縮に励む羽目になった
- R455沿いの蕎麦屋が美味そうな雰囲気だったので寄りたかったのだが、時間の余裕があまりないので諦めた。結局空腹に耐えられなくなりSAでじゃじゃ麺を食べたのだが、何故か大混雑していて時間がかかった。どうせ時間がかかるなら蕎麦にすれば良かった
- 古川ICから乗った時点で既に東北道は渋滞していた。これを抜けた後、鶴巣PAの手前で予期しない渋滞が始まり、うんざりしてさっさとPAに入ってしまった。その後ベンチでボケーとしながら待ったが、目の前の渋滞はなかなか解消しない。しびれを切らして出発し、ほんの少し渋滞を走ると、すぐに解消してしまった。どうやらこの場所は登り坂渋滞の先頭付近に位置しているようだ。こんなにすぐに解消するなら何十分もボケーとしているんじゃなかったと後悔した
【画像集】
写真を拝見しました。絵がきれいなので、一眼かな。
picLensというのは、見やすいですが、これは、一種のサーバースクリプト?
いろいろカウル関係が痛んでるようですが、気長になおしていかないといけないですね。
どうも。写真はほとんど一眼レフで、一部iPhone4のものが混じってます。一眼レフは、いちいち出したりしまったりが面倒な時があるので。
Pickensっていうのは、WordPressプラグインのNextGen Galleryに含まれていたものなので、よくわかっていません(^^;;
カウルは、まあ、だましだまし様子をみながら中古の出物を探す感じでしょうかねえ。いっそ違うカウルに改造してしまおうかとも思ったのですが、東北を移動していると、やっぱり純正がいいと思えてきました。
K1100RSが、ゴロンとなってる写真も観ましたが、センタースタンドで止めるのは止めた方がいいんじゃないでしょうかね。風で倒壊の恐れがあるなら、サイドスタンドで止める。フェリーだって、かならず、サイドスタンドでとめさせますからね。BMWのマニュアルには、センタースタンドで止めろ、と書いてるかもしれないけど、日本には、ドイツにない、地震と台風もあるし、サイドスタンドでとめても、K1100なら、たいして煙もでないのでは。私は、駐輪スペースのせいで、サイドスタンドで止めてますが、煙はく以外は、不都合出てないです。
うちのK1100RSはショートストロークのリヤショックに替えている関係で、サイドスタンドだとちょっと立ち気味になってしまうのです。そのせいかどうか判りませんが、昨年の台風ではサイドスタンドでもやっぱり倒れました。
もしかすると、カバーをかけていたのが原因かもしれません。カバーが風圧を受け取ってしまい、それで倒れたのかもしれません。
結局のところ、周りを空けておいて、パニアケースをつけておくのが一番現実的な解決策なのかもしれません。
ちなみにK1100RSではサイドスタンドでも煙はあんまり出ないですね。ツーリング中は面倒なのでほとんどサイドスタンドなのですが、夜が明けてからエンジンをかけてもほとんど白煙は出ません。ちゃんと改善していたんですね。
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