前週に千葉のファミキャンに行ったばかりだというのに二週続けて山中湖にキャンプをしに行くことになってしまった。
- 元々村営山中湖キャンプ場を予約していた
- しかし三連休中故、道路もキャンプ場も混みそうで嫌な予感がしていた
- たまたま前の週に千葉に行くことになり、ついでにキャンプもその週にして、山中湖はキャンセルすることにした
- とはいえキャンセル期間ギリギリまでとりあえず放置することにした
- キャンセルする気満々だったのだが、千葉で火遊びを気に入ってしまい、また行きたいとゴネる人がいたので、結局山中湖もキャンセルせずに行くことになってしまった
そんなわけで、前の週に一旦クルマから降ろした荷物はほぼ部屋の中に放置されたまま数日過ごし、またクルマに載せられて、食材関係だけを追加して出発することになってしまった。こんな感じでテキトーに準備したので、ザルだの焼肉のタレの小瓶だの色々忘れ物が発生したが、まあいい。
山中湖に行くのは今年数回目になる。高速道路を使っても大差無いので、全線一般道で行くのがパターン化している。三連休だからか、若干出発が遅れたからか、R134を中心に交通集中渋滞が続き、事故渋滞もちょくちょく発生してどんどん遅くなる。相模川を渡ったあたりでようやく空きはじめ、最近よく行っている二宮のザ・ビッグに寄り、昼飯の弁当・晩飯と翌朝飯の食材・ビールを買おう…としたが、ビールの品揃えがイマイチだったので、大井松田ICそばにある食品館あおばにも立ち寄ってビールとステーキ肉はそちらで調達した。
その後は三国峠を越えて山中湖へ向かう。平野の交差点が渋滞していたので裏道を使う。やはり三連休は混んでいる。山中湖キャンプ場はフリーサイトで早い者勝ちなので早めに着きたかったのだが、チェックイン時間はとっくに過ぎてしまった。
ようやく山中湖キャンプ場に到着した。管理棟の前にあるテーブルで書類に記入し、代金を支払う。サイト料・個人料金3人分・タープ使用料を合わせて6300円。このあたりにしては若干安めな部類かもしれないが、自分の感覚的には高めに感じる。2022年から運営がNPOに委託されていて料金体系が変わって高くなったらしく、それ以前はサイト料金が1000円だったようだ。それはそれで安すぎだけど。
初めて来るキャンプ場なので雰囲気がわからなかったのだが、勝手に想像していたよりワイルドな林間サイトだった。斜面の砂利道を上り下りしながら場所を探す。とてもデカいオンロードバイクで来たくなるような場所ではなく、シャコタン車もまた無理だ。四輪駆動車エクストレイルが秘めた実力を発揮するような場所だ。
先客はさほど多くないように見えるが、実はもう8割方埋まっているようだ。クルマを停める場所が殆ど残っていないことからそれがわかる。林間サイトなのでテントを張れる場所もありそうで無い状況だ。それでもウロウロしているうちに良さげな場所を見つけたので、その場所を確保した。
とりあえず買ってあった昼飯を食い、先週も使ったワンポールテントと、先週は使わなかったタープを建てる。前週のように整った場所ではないので、位置決めに若干手間取ったが、建てる作業自体は大したものではない。そして、標高1000mの高所で且つ日陰なのでまあまあ涼しく、作業の進みが良い。
設営完了後のビールが美味い。
一段落したので場内を散歩してみる。
予約状況はキャンセル待ちになっていたし、自分たちの後にはほとんどクルマは来ていないので、おそらくこれで9割方埋まっているのだろう。サイト毎のバラけ具合が非常に良く、開放感がある。
このキャンプ場は「文学の森公園」という公園の一番奥にある。時間の余裕もあるので、公園を散歩してみる。
誰もいなくてだだっ広い公園を散歩しているうちに時間が過ぎる。テントに戻って焚き火を始める。率先してやりたがる人がいるので、自分は何もせずビールを飲んで眺める。
炭に火が入ったところで晩飯にする。今日の主食はザ・ビッグで買ってきたこのヤケクソ気味な鶏肉だ。
これが林間サイトの雰囲気とも相まって滅茶苦茶美味い。ステーキ肉は微妙だったが、こっちが予想以上に美味かったので大満足だ。
夜が更けてくるとそれなりに冷えてきて、火元から離れると若干寒く、息も白い。このキャンプ場はシャワーが17:00で閉まってしまうのが数少ない難点で、それ以降は濡れタオルで拭くしかない。汗をかいたら泳いでスッキリできた高校生時代を過ごした自分は汗のベトベト感が苦手で、その状態で寝るのはできれば避けたいのだが、これはどうしようもない。諦めてそのまま寝た。最初は寝袋なし・タオルだけで寝ていたが、夜が深まると寒くなったので夏用寝袋を出す羽目になった。
特に予定もないので早起きはせず、おそらく全宿泊者の最後にテントから出て朝食の準備を始めた。二週連続だったので若干趣向を変えた。
チェックアウト時間は11:00なので余裕がある。ダラダラと片付けを終えて、10:30にキャンプ場を後にした。
せっかく来たので少しだけ観光をする。忍野村にあるさかな公園に向かう。大して期待しないで行ってみたが、ここの水族館がなかなか立派で、川魚だけの地味な展示のはずなのに案外楽しめた。
公園の遊具でやたらと遊びまくる人がいたせいで時間が遅くなり、昼飯時をだいぶ過ぎてしまった。吉田うどんを食うべく道の駅富士吉田に向かったが大行列だった。潔く諦めて近くのうどん屋に向かったが、駐車場が混んでいて入れなかったり、麺が終わって終了だったりとフラれ続ける。さすが三連休だ。
大抵の店が14:00で閉まってしまうので、少々焦り気味に別の店を探す。そして見つけたあかり亭に入る。冷やし肉うどん550円、ちくわ天50円を食う。
いつもは土産に吉田うどんを買って帰るのだが、もう食ってしまったので何も買うものはない。そのまま帰路に着いたが、さすが三連休、R246の山北渋滞が酷い。空いていたら10分もかからない場所を40分ぐらいかけてようやく抜ける。その後もひたすら裏道を走り続け、平塚のロピアで惣菜と翌日以降の食材を買って帰宅した。
こうして行かないはずだった山中湖キャンプ場へ初めて行ったのだが、かなり満足感が高いキャンプ場だった。とりあえず場所と水道・トイレは提供するから後はテキトーにやってくれといった感じが好ましい。今時の高規格キャンプ場を好まない人からの評価が高いのも頷ける。実はこのキャンプ場は5月にも予約していて、豪雨予想だったのでキャンセルしてしまったのだが、今回はキャンセルしなくてよかった。標高が高くて寒いので今年はもう行かない気がするが、来年またお世話になる気がする。