初詣規制で立ち入りできない鎌倉市周辺を走っていた時のことである。
丁度「ここから先は入れませんよ」という信号に差し掛かったあたりで、信号渋滞になった。T字路の交差点ではあるのだが、左折側は地元民と公共交通機関以外は進入禁止であり、事実上右に行くしかないのだが、妙に進みが遅い。こんなところで渋滞するなんてどういうわけだ。そのトロさ具合に若干苛立っていると、時を同じくしてJR130のエンジンの機嫌をも損ねたようで、アイドリングが不整脈状態になりはじめた。
それ自体は以前からよくあることであり、あーあーまたかよ、はいはい、といった感じで適当にアクセルを踏み、暫く回転数を上げた状態をキープし、アイドリングを安定させる。アクセルを元に戻すと、通常の回転数で安定している。あっさり通常の状態に戻った。
これが早とちりだったことに、例の苛立たしい交差点を通過したところで気付いた。
気分良く直進していると、またしてもエンジンがギクシャクし始める。それどころか、エンジンルーム左側からパン、パン、という、まるでターボ車のブローオフバルブのような音までし始めた。
止まったら死ぬぞ、と言わんばかりにアクセルを踏むも効果はなく、あえなくエンスト。這々の体で、ガードレールが途切れた住宅地の入り口にJR130を停めた。嗚呼、さっき悪態をついた罰があたったか。
ひと呼吸置いてセルを捻るも、エンジンはかからない。ボンネットを開け、ざっとエンジンルームを見てみると、先ほどパンパンと音を上げていたあたりで、エア系のパイプが抜けかけている。それを差し込み、念のためプラグコードを確認して再度エンジンをかけてみる。しつこくアクセルを踏んでいると、何とかエンジンはかかった。しかし、パンパン音は相変わらずである。ついさっき差し込んだばかりのパイプを確認しようとしたところで、再びエンジンは止まり、二度とかかる事はなかった。
もしかして・・・と、あることが心を過るが、それはそれとして、とりあえず燃料ポンプを疑ってガソリンタンクを蹴ったりしてみる。しかし全く効果はない。
これ以上やってもバッテリーを浪費するだけだ。仕方なくJAFに連絡を取り、後方に三角表示板を置き、ボンネットを開けたまま運転席に座る。やることもないので、すぐそばの家に住むお爺さんと話をしたり、iPhoneで麻雀ゲームをしたりしながらJAFを待つ。
約一時間後、JAFのサービスカーが到着。症状を告げ、とりあえずガソリンを10L入れてみると、何事もなかったかのようにエンジンは息を吹き返した。
俺の計算では、あと50kmぐらいは余裕で走れるはずだったんだが・・・
やっぱりガソリン残量計は直した方がいいかなあとは思うけど、デジパネ、ドラコン、センサー、フロート、何が悪いんだかさっぱり判らないし、部品もないので直しようがない。
新年早々、傍迷惑な失態をやらかしてしまったが、コケたわけじゃないのでいいことにする。
そういう場合は、ジェリカンに、予備のガソリンをつんで、車に乗せておくくらいかな。でも、50キロて、リッター8程度のJR130では、ちょっと、マージン少ないんでは。
で、JAFは、いくらサービス料金がかかったの?
ガソリン携行缶は持ってるんですが、そういう時に限って載せていないという・・・
JAF会員なので、ガソリン代の実費(1400円/10L)のみで、それ以外はかからないです。
ガソリン残量計は、アナログ指針のやつで、どこかで、固定して動かなくなるのが典型的パターンだと思います。
基本的には、フロートの位置で、抵抗が変化して、メーターにかかる電圧が変化する、というのが多いですが。
一番、よくあるのは、フロートの可動部が、サビなどで、ひっかかって、浮き沈みしてくれないという。この方式なら、内視鏡みたいなもので、フロートが、ガソリン表面に浮いているか、みてみるのがいいですが。問題は、内視鏡をどうするかだが。。。。
JAFて二輪は条件悪かったと記憶してます。で、私は、ほとんど、二輪なので、北海道二輪組合(HMG)に切り替えた。
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