ATだけは新車同様

細かい経緯は省略しますが、巡り巡ってワタクシのところにオーバーホール済み(というかオーバーホールしてからちょっとしか使っていない)JR130用オートマチック・トランスミッション(以下ATと略)がやってくることになりました。

交換作業は、横浜オフ界隈ではヒジョーにメジャーな「ニッパのオヤジ」に頼むことにしました。そもそも、このAT自体がニッパのオヤジのところでオーバーホールしたものなので、ここに頼むのがスジというものであります。

ATそのものは別のところに置いてあるので、本来の所有者であるS氏に持ってきてもらうことになり、18日の土曜日にニッパのオヤジの店に行くことになりました。

040918_at-sam-01.jpg到着
040918_at-sam-02.jpg助手席に鎮座していたATを取り出すS氏
040918_SAM-kanban.jpgとても営業しているとは思えない看板

我々が到着すると、例のオヤジは不在で、実際の作業を担当するオジサンが相手をしてくれました。予想される工賃は3万円+ATF代くらいとのこと。おいおい、それはちょっと安すぎないか?

ところでこのニッパのオヤジの店、かなり融通と無理が利いて、工賃も非常に安く、仕事も速いといいことずくめのようですが、やっぱり欠点はありまして、場所の都合やら何やらで「作業が終わったらさっさと持って帰りやがれコノヤロー」ということを強要されてしまうのです。今回の作業は次の水曜日ぐらいまでには終わるだろう、とのことだったので、当然のように水曜日に持って帰ることを義務づけられてしまったわけです。個人的には色々と用事があったのであんまり気が進まなかったものの、そのへんは無理矢理都合をつけて、水曜日の夜に取りに行くことにしました。

そして水曜日。本当に出来たのか? と半信半疑で仕事していると、昼過ぎあたりになって連絡が入り、出来上がったからさっさと取りにこい、とのこと。ピアッツァに乗って以来、色んな作業を色んな工場に頼んできましたが、予定通り終わったのは今回が初めてのような気がします。ちなみに代金は工賃とATF代で予定通り4万円。

さっさと仕事を終わらせて、横浜から地下鉄に乗ってニッパに向かうと、作業を終えたJR130が鎮座しておりました。おお、本当に終わっているではないか。しかし、この間のオジサン曰く、

・エンジンの4番ピストンあたりから冷却液が滴っている
・ブレーキがものすごく頼りないからローター研磨した方がいいぞ
・サスペンションもとんでもなくグニャグニャだから何とかしろ

だそうで、ワタクシとしては痛いほど判っていたことを案の定指摘されてしまって少々ガックリ。
しかし、ことATに関しては新車級に良くなっているはずなので、気を取り直して工場を出発し、帰途についたのでありました。感想としてはこんな感じ。

・変速ショックは当然減った
・アクセルに対する反応がかなり機敏になった
5,000rpm以上まで回るようになった

こんな感じで良いことずくめ。かなり上機嫌でG200WNエンジンをブン回して走りつつ、ちょっと強めにブレーキをかけてみると、リヤシートから妙な音がしたのであります。恐る恐る後ろを見てみると、何も無かったはずのリヤシートにこんなものが。

040926_old-AT.jpg何故お前がここに居る?

受け取った時はかなり暗かったので、古いATが載っていたことに全然気づかなかったのです。
しかし捨てる神あれば拾う神ありで、ピアッツァ用のATを欲しがっている117クーペ乗りが居るとのこと。あー良かった良かった。パーツは巡るよどこまでも。

「ATだけは新車同様」への6件のフィードバック

  1. ダーツA.T@辻堂

    >買い替えるよりよっぽどエコロジ−
    大賛成!ですなぁ。
    先日、後ろを走る130号のダッシュPower!がひしひしと伝わってきましたよ。
    さらーに、加速力=ブレーキロータも磨かれる ってもんです。
    追伸・・・
    なにげに針金と木材で止めてあるATがカワイイと思います。

  2. ニッパデビゥおめでとうございますw
    文中のオジサンは「グシケン」さんです。
    元トヨタディーラのメカにして、ダートラを嗜み、
    愛車はKPスターレット、通勤にはカブを使う漢です。
    さぁ、Powered by NIPPA のステッカー
    作りたくなったでしょ?w

  3. S氏のATを玉突きさせる原因を作って昨日rebornを果たしたMAEDAです。
    グシケン氏の愛車はKPだっけか?
    EP82のソレイユにターボをブッ込んだ仕様だったという風に記憶しております。
    あ、sotaさん、祝5000rpmオーバーの喧しい世界へのご復活、おめでとうございます。

  4. あの人が噂のグシケンさんでしたか。噂通り腰の低い方ですね。
    5000rpm突破は嬉しい反面、振動が激しすぎてパテが落ちたりしないか心配だったりします。とりあえず次回の燃費計算結果がどうなるか心配。

  5. ダーツA.T@辻堂

    >5000rpm突破・・・振動が激しすぎ
    130はそうでなくちゃ、と。
    突然「牙」を剥いたように荒々しくなりますなぁ。
    当時2.7万km走行モンでも荒々しさは感じましたね。
    左リアフェンダあたりはダイじょーぶかい?
    >次回の燃費計算
    はい、楽しい分カクジツにオチが付きます(mm)

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