このところ、時間を見つけてはJR130に乗っている。
今回車検を取るまでは、エンジンやミッションは、各方面から譲っていただいたOH済み品を装着しているため極めて快調だった反面、ブレーキやサスペンションといった車体が明らかにくたびれていて、なんだか乗っていて疲れる状態だった。
しかし、今回ステアリングをニコイチして直したことにより、ボヨンボヨンで頼りなかったコーナリングが明らかにシャキッとした。ショックがくたばっているだけだと思っていたら、全く違う原因だったようだ。きっちり曲がるクルマというのはかくも気持ちが良いものなのか。こういう古いクルマに乗っていると、当たり前のことに妙に感心する。
そして今日も夜中のR134を気分良く走っていると、デジパネのスピード表示がスーッと消えていってしまった。
気付いたら消えていたのではなく、よりによって消えていく瞬間をはっきり目撃してしまった。
嗚呼、これまで何故か安泰だったこのメーターも遂にダメか。
たまたま車検を取った直後だったら良かったけど、次はもうダメか。
それまでの気分の良さはどこへやら、明らかに撃沈する俺。
走りながら、とりあえず叩いたり、そのへんのスイッチをいじってみる。
当たり前だけど何も変わらない。こんなので直ったら苦労はしない。ニッパも商売あがったりだ。
しかし俺に出来ることは叩いたり揺すったりすることが限界だ。懲りずにあちこちいじくってみる。
すると、なんとなく操作したフリーセットアラームが思わぬ効果を発揮し、概算速度が判るようになった。本来は速度警告表示なのに、簡易スピードメーターになってしまった。
おお、この表示こそ、まさにジウジアーロが意図した結果そのものではないか。タコメーターが上下、スピードメーターが右斜め方向にピコピコ動く。
これはこれで良いかも。
と思いこみたいが、こればっかりはそうはいかない。やっぱりメーターがちゃんと動かないと困る。さてどうしたものか、とか考えながら信号停車でライトを消し、再び点灯すると、突如メーターも復活した。
消えた理由も、復活した理由も、勿論わからない。
半年以上放置していたから、メーターはまだまだ眠りから覚めていないのだ。と思いたい(こんなのばっかり)。