クラッチワイヤー交換後の試運転

交換当日は時間切れ終了で試運転できなかった。

その日の夜は寒くて乗る気になれなかった。

翌日、妙に天気が良い。バイク日和である。在宅勤務などしている場合ではない。昼飯をテキトーに済ませ、リュックにsmc FA43mm Limitedを装着したPENTAX K-1を入れ、さっさと家を出る。

交換と調整を終えたクラッチは、ミートポイントが手前になった(握る量が減った)のは違和感はあるが、その分だけ握力を浪費しなくて済むようになった(適正になったとも言う)ので、身体の方をクラッチレバーに順応させる。やるべきことを普通にやっただけの話なので、勿論全く違和感なく走る。

いつもの山坂道を登り、富士山ビューポイントで停まる。

いつもなら次のロータリーを回って家に帰るところだが、陽気のせいか調子が良くなったせいかはわからないが交差点で右折すべきところを自然と左折してしまった。まだ帰るには早いと本能が告げている。自宅とは反対側に山を下り、著名な交差点で信号待ちをする。

少しだけ海沿いを走り、いつも混んでいる立石公園駐車場を素通りし、誰も来ない撮影スポットに行く。クルマは入れなくなってしまったがバイクはまだいける。風が強く、波ももちろん強いが、向こうにある防波堤のおかげでこの岸壁までは波はこない。バイクの特権をフル活用して撮影に勤しむ。

Kをあっちに向けたりこっちに向けたりしている間に、気付いたら凄い時間になっていた。平日の真っ昼間にここに来れる特権を乱用しすぎた。時間切れなので諦めて帰る。勿論クラッチレバーは全く問題なく、往復約20kmを走破した。とりあえず無事作業完了と言えよう。