微妙に古いPCパーツを茅ヶ崎のハードオフに売りに行った。ビデオカードやらUSB/SCSIのCD-RWとかを売って、4,400円になった。オークションなら合計で8千円くらいになるような気がするが、梱包したり発送したりするのは正直言ってメンドクサイので、このくらいのモノだったら多少安くついても全然許容範囲内だ。1つ5,000円以上になりそうなものだったらちょっと躊躇するが。
さて、ハードオフといえば、100円のジャンクレコードである。心無しか以前より数が減ってきたような気がするが、探してみたらやっぱり面白いものが出てきた。
パーカッションみたいな歌い方をするAL JARREAUの「BREAKIN’ AWAY」。AIRPLAYにも参加していたJAY GRAYDONのプロデュースで、当然のようにAOR寄りのアルバムである。A面はかなり良いが、B面は少々中途半端な曲が多い。しかし、レコードの場合はどっちか1面だけにいい曲があっても全然悔しくない。
Chicagoのよくわからない2枚組。GIFT PACK SERIESとか書いてある。何故か箱入りである。しかも片方はライブで、もう片方はベスト盤。おそらく日本のソニーが勝手に企画したものだろう。初期のプログレがかった時期のものなので、ラッパが全面に出たスリリングな演奏が聴ける。Chicagoはバラード専業バンドだと思っている連中に聴かせてやりたいものだ。
クリスタルキングのアルバムである。これだけは何故か20円だった。アルバム名はおろか、曲名すら書いていないので、どういうものなのかサッパリ判らない。レコード盤を取り出して、ラベルを見てやっと何の曲が入っているのか判ったが、既にクリスタルキングのベスト版を持っている俺でさえ「大都会」しか知らない。実際に聞いてみると「大都会」の前に入っているインストが長すぎてダレる。「大都会」の次の曲が異常にショボくてガッカリする。そこで聴くのをやめてしまった。
思わず買ってしまった。ジャケットを見た3秒後には、このレコードを手に持っていた。テーマソングは名曲中の名曲であろう。俺と同世代で、イントロのラッパを聞いて心躍らないようなヤツは、男として認めたくない。
ところで、先日「タモリのボキャブラ天国」のネタを集めたWebページに記載されていた、宇宙戦艦ヤマトのテーマを「宇宙の彼方、伊豆くんだりへ」にしてしまったネタに爆笑して以来、この曲をまともに聴けなくなってしまった。
尚、単なる「宇宙戦艦ヤマト」は1枚もので、「さらば〜」は2枚組である。どちらもジャケットの内側には10枚以上にも及ぶ詳細なブックレットがついている。登場人物のパーソナルデータも当然記載されている。これだけでも非常にお買い得である。
「宇宙戦艦ヤマト」の収録内容はA面1曲目が例のテーマ曲、B面ラストが「真っ赤なスカーフ」であり、それ以外は「画像の無いビデオ」というか「音だけのビデオ」みたいな状態で、ビデオというものが当たり前になった現代ではかなりストレスが溜まる。「さらば〜」の方は、まだ聞いていないから判らないが、どうせ似たようなものだろう。
1977年に発表された、REO SPEEDWAGONのライブ盤である。俺は既にこのレコードを持っている。それどころか、俺が初めて買ったレコードがコレなのだ。中学生の時に4,000円も出して買ったのだ。今でも大事に持っている。それなのに、また買ってしまった。
ちなみに、これだけはジャンクではない。780円である。既に持っているっていうのに、そんな大金を出して買うのにはわけがある。
左側が俺が元々持っていたもので、右側が今回買ったものである。オビが明らかに違っているのが判る。それどころか、収録曲さえ違っている。今回買った方には「好きにやんな」とか「俺達の未来」なんていう、今まで聞いたことが無い曲が入っている。
「凄い大型トラック」って何なんだよ
というのは明らかに早とちりで、別々の邦題がついているだけの話である。何故2つのレコードの邦題が違うかというと、俺が持っていたものはREO SPEEDWAGONが1980年のHi Infidelityで急に売れた後、来日する前に再発したもので、今回買ったものは、1977年に極フツーに売り出され、その後すぐに廃盤になってしまった国内盤だからである。つまり、後者にはREO SPEEDWAGONがその後ブレイクすることを知らずに書かれたライナーノーツがついており、それを読むのが非常に面白い。そのためだけに780円も出して買ったようなものだ。
これだけ買って、合計1,200円。つまらない新譜CDを買うより、よっぽど面白い。