シリンダーヘッドオーバーホールから戻ってきたピアッツァだが、燃料ポンプからインジェクタへ繋がる燃料ホースに関しては劣化の懸念がある旨を指摘されていた。交換をお願いしてもよかったのだが、こんなすぐにできそうなところぐらい自分でやろうと思ってしまったので、特に何もしないまま納車された。
劣化の懸念、とはいっても、すぐに破裂するかというとそんなことは無いとは思うのだが、気持ち悪いのは確かなので、早々に交換してしまうことにした。
まずは燃料ポンプのリレーを抜いた状態でセルを何度か回す。燃料ポンプから燃料が来ないので、ちょっと回ってはすぐに止まるを繰り返す。何回やればいいのかはわからないが、とりあえず5回ぐらいやる。
フューエルラインのガソリンはそれなりに消費したと思われるので、ウェスをかけて燃料ホースを抜きにかかる…のだが、案の定抜けない。ヘタに強引にグリグリやって鉄パイプが折れたら大惨事になるなので慎重にならざるを得ない。しかし慎重にやると全く抜けない。
抜きたいけど力いっぱいできないというジレンマに苛まれること数分。存在をすっかり忘れていたのだがホースリムーバーツールを持っていることを思い出したので、試しにそれを使ってみる。すると、予想に反してホースがじわじわと動くではないか。
おぉ、初めてコレが役に立った!!
まさか役に立つとは思わなかったが、たしかにホースは動いている。少しずつ抜けていく。そうしてグニグニやること数分、遂にインジェクタ側のホースが抜けた。
反対側はホースの角度的に抜きやすい(力が入りやすい)ので、比較的難易度は低い…と思いきや、やはり抜けない。リムーバーツールの先端がボデーに干渉して塗装を削ってしまったりしつつグニグニやり続け、ようやくホースを取り外した。
あとは新しいホースに替えるだけだ。買い置きの日産純正ホースをカッターで同じ長さに切り、先にクランプ入れて、ホースを元々あったところに差し込む。
あえてホースの番号が見える位置に差し込み、クランプのネジを締めて作業完了。外したリレーを戻してセルを回し、普通にエンジンがかかることを確認した。
こうして書いてみると簡単に終わったように見えるが、ホースをグニグニと捻じりながら引っ張り続けていた数分間はかなり焦った。リムーバーツールが使えなかったら諦めていたかもしれない。
カーテシーランプ配線修理
気分がよろしいので、先日からチカチカしているカーテシーランプを見てみた。コネクタが抜けかかっているのかと思いきや、ちょっと触ると点灯し、そこから少し動かすと消えるような状態だ。どこかが接触不良なのだろうか。何度かランプユニットをグラグラ動かしたりしていると、なんとポロリとユニットが落っこちてしまった。断線しかかっていたようだ。
手持ちの端子を装着して取り付ける。
これでチカチカも解消した。こんなに順調に各種整備(というほどじゃないけど)が終わるのは珍しい。
試運転
夕方、試運転を兼ねて長者ヶ崎駐車場へ。
特に問題は感じられない。当たり前なんだが。
さらに別の空き地へ移動。
無事に帰宅。何事もなく帰宅できるのは素晴らしい。