パワーウィンドウスイッチ修理

運転席側パワーウィンドウの調子がじわじわと悪くなってきた。動いたり動かなかったりする。一旦動き出せば普通に動くので、機構側というよりスイッチの問題のようだ。

最初のうちは「たまに動かない」だったのだが、徐々に「動いたり動かなかったり」になり、遂に「めったに動かない」になってしまった。幸いなのは「閉まらない」ではなく「開かない」なので、駐車場で支払いをする等の一部を除けばそれほど致命的な問題にならないことだが、それでも不便ではある。

予備品に交換

現象からして、これはどう考えてもスイッチの問題だ。予備のスイッチがないか探したところ、一つ出てきた。

早速交換する。

結果はと言うと、無事に下降するようになったが、逆に稀に上昇しない症状が出てしまった。

開かないスイッチを交換したら、今度は閉まらないようになってしまった。どっちが良いのかというと開かない方がマシなのだが、今のところ閉まらないのは「稀に」なので、一旦このままとする。

分解清掃

しばし様子見としていたのだが、頻度は高くないものの閉まらない事態は発生し続けていた。閉まらなくなることに恐れながら乗るのも気分が悪いので、分解して掃除してみることにした。

以前にダメ認定して外した古い方を部品箱から取り出し、カシメている部分をマイナスドライバーとペンチでこじって外す。鉄板そのものの厚みはあるのだが、柔らかい材質なので簡単だ。

鉄板を外すとすぐに中身にアクセスできる。シーソー状の鉄板をスイッチで前後させる仕組みのようだ。そして、そのシーソー、その受け側、動かす側、どれもかなり汚い。なんだろうこのネチャネチャしたものは。

これらの部品をティッシュペーパーで拭き掃除する。

拭き上げた部品類を再度組み上げる。組み立てようとするとスイッチ先端のローラーが脱落してしまうのでやりにくい。粘着性のあるグリスみたいなものがあればいいのだが、残念ながらそんなものはない。しつこくやり続けてなんとか元通りに組み立てた。

ここまで来ると装着欲を抑えられない。早速スイッチを入れ替える。

当たり前のように上昇・下降ともに動いた。あれだけ汚かったものを掃除したのだから当たり前ではある。修理(掃除)が目論見通りに成功したのは久しぶりな気がする。