ウインカーレンズのスムージング

左フェンダーは塗り替えられて新品同様になったが、そこに取り付けられているウィンカーが若干白っちゃけていることが気になっていた。

このウィンカーレンズは20年前にメーカー刻印をスムージングして(削って)磨いたのだが、だいぶ年月が経ってしまった。そこで一旦外してコンパウンドで磨いたら、新品同様とはいかないがそこそこキレイになった。

そうなると次に気になるのはバンパーに埋め込まれている方のウィンカーレンズだ。こちらは当時何もせず放置していた。理由は覚えていないが、なんとなく割れそうな気がしたとか、パッキンを買う金をケチったとか、そんなショボい理由だった気がする。放置していただけに白っちゃけ具合もフェンダーのものより更に酷い。そして刻印周辺のワックス跡みたいなものが気になる。

一度気になってしまうともうだめだ。思わずドライバーを取り出して外しはじめてしまった。レンズ自体は簡単に外れる。パッキンはもう使い物にならないだろう。買うか作るか、どちらかしかない。

レンズは単にコンパウンドで磨くだけでも格段にマシになるが、せっかくなのでスムージングしたい。以前のテールランプをやった際はそこそこ時間がかかった気がしたので、リューターを持ち出してガリッとやってみると、思いのほかアッサリ削れてしまった。削りすぎは大失敗を意味する。これは危険だ。リューターをやめて荒目のペーパーでやってみる。コレで充分だ。過去の思い出は記憶違いだったのか、それとも材質が全く違うのか。

そしてコンパウンドで磨く。サイドとは異なり、前面は石か何かがぶつかってできたと思われる傷が幾つかあり、残念ながらそこに入ってしまったコンパウンドが目立つ。頑張ってほじくって透明な樹脂でも流し込めばキレイになるかもしれないが、面倒なのでやらない。

ここまでは何てことない話。問題はパッキンだ。元のものは使えそうにないので新品を調達しようとしたら、1つ880円もする。純正部品が出るだけでもエラいのだが、こんなスポンジ板から切り出したようなものにその金額を払う気になれない。当然のように自作する。以前何かに使った残り物にウィンカーレンズをあてがい、現物合わせで切り出す。どうせ見えないのでテキトーで構わない。

そして取り付け。やはりコンパウンドのカスが気になるが、全体的には良くなった。

こういう結果がわかりやすくて且つ簡単な作業は、やっていて気分が良い。さんざん苦労してやっと現状維持、みたいな作業が多いだけに。