芦ノ湖スカイラインツーリング

2月中旬なのに妙に気温が高い土曜日。突然夕方まで自由時間になったので、暖かさにつられてK1100RSに跨って出動した。元旦以来の騎乗だが、途中で一度バッテリーを充電したので問題なく動いた。三浦半島一周はもう飽き飽きしているので西に向かう。

しかし期待に反してあちこちで渋滞している。寒い時期なので海沿いは空いていると思いこんでいたがアテが外れた。パニアケースを装着したK1100RSのすり抜け性能はビミョーなのでじっとクルマの背後で待ち続けていたが、遂に我慢ならずに平塚で裏道の人になる。しばらく走って西湘バイパス手前でR134に戻る。

箱根ターンパイクあたりは、まだ路肩に雪が残っているという情報もあったので、山には登らず小田原から足柄あたりの広域農道を走るつもりで出発した。しかし、渋滞を抜けた後の西湘バイパスがなんとも心地良かったので、思わずそのまま疾走してしまい、さらに箱根新道を登ってしまった。

が、しかし、箱根新道もまた渋滞していた。この道の下り車線(登り坂)が混むことなんてまず無いのに、その滅多に無いやつによりによって2月に遭遇するとは。七曲りあたりでノロノロを通り越して一瞬だが完全停止したりする。ありえない。途中の登坂車線あたりもほぼ全てダラダラ運転で、最後のR1との合流も勿論渋滞。

滅多に乗れないというのになんて不快なんだ。せっかくなので箱根ターンパイクを使えばよかったと思うが後の祭り。こんなに混んでいることなど想像できるはずがない。

完全にウンザリしていたので、間違いなく空いているであろう道を目指す。それは芦ノ湖スカイライン。R1から右折した途端にサイコーな道が現れる…のだが路肩は雪だらけで、路面もところどころ雪解け水が流れる。慎重に走らざるを得ない。しかし、適度な曲率のカーブの合間に富士山が見え、そして滅多に他車が通らないこの道がサイコーであることは間違いない。2021年にピアッツァで走ったときは霧で何も見えなかったが、晴れていると素晴らしい。

ほどなくして料金所が現れる。自動二輪の通行料は300円なので、景色代だと思えばさほど割高でもない。料金所のオジサンに300円を支払い、許可を得て路肩に停めた。

その後もチマチマと止まりながら進む。たまに思わずガッツポーズしたくなるような景色が現れるが、駐車余地がないので走り抜けざるを得ないのが残念だ。中華アクションカメラを持ってこなかったことを若干後悔する。バイクでここを走るのはもうウン十年ぶりの気がするが、なんで今までウン十年も300円をケチっていたのだろうか。

富士山がよく見え、且つ広々とした場所に停め、しばし撮影に没頭する。

夕方が近づいてきたので先に進む。しかしまた停まってしまう。

箱根スカイラインを抜けて御殿場経由で帰るのも良いのだが、時間がないので諦めて普通に帰る。しかし仙石原でも思わず停まってしまう。

R138沿いのココカラファインで菓子パンを買って遅い昼飯にした。そしてそのまま山下り。そのまま帰るのもつまらないので曽我梅林に寄る。梅園内は満開に近いようだが、道路沿いの梅はまだ五〜六分咲きといったところか。

今度こそ帰る。いつもの柳島のGSで給油したところ燃費は13.7km/Lに悪化していた。前回の給油が少なくて燃費が良く見えたのか、今回は渋滞が多かったからなのか、よくわからない。

そして帰路のR134もまた大渋滞。あちこち裏道を使って帰宅した。大した距離じゃないが、渋滞が多かったので、クラッチを握る左手はかなり疲れた。

せっかくエンジンが温まっていたので、やはり気になってしまったアイドリングを少し下げて同調をとった。

これにて本日のプチツーリング終了。次に乗れるのはいつになるかはわからないが、暑くなる前に一度ぐらいは遠出したいものだ。