セロー近況(故障&整備編)

北海道に向けて色々やった&馬鹿馬鹿しいトラブルをいくつか。

■G湘南から戻る

JAF未遂事件でG湘南に持っていったセローは、持ち込んだ3日後に戻ってきた。
曰く「ダイヤフラムの裏にあるカラー等のあるべき部品が何故か存在せず、手元にあった似たような部品を取り付けて直した」「前回の修理時はそこは空けていない」とのこと。工賃4,200円。

■ワイヤー類交換

動きが渋い感じがしていたので、クラッチワイヤーとアクセルワイヤーを新品に交換した。こういうのは出先で切れるとどうしようもないので、思いついたときに替えておくに限る。

当たり前だが、ただでさえ軽いクラッチはさらに軽くなり、今まで渋かったアクセルは軽々動くようになった。
チェーン交換、プラグ交換とも相まって、やけに元気になったような気がする。

アクセルに関しては、単にハンドルとグリップの間のグリスが不足していただけだったような気がするが。

■イリジウムプラグ装着

一応プラグの予備を買っておくか、と思ったが、普通のものを買っても面白くないので、イリジウムプラグを買ってみた。某D社製品は諸般の事情により避けてNGK製を買う。

価格は普通のヤツの4倍。単気筒だから買う気がするが、4気筒だったら絶対買わない。

装着してみると、確かにパワー感が増したような気がするが、その分周り方も若干ガサツな感じになる。どのぐらいもつのか判らないが、悪くはなさそうだ。

ただ、こういう古いバイクに、開発当時に存在しなかったテクノロジーを適用するのは、若干心配ではある。エンジン周辺に想定外の負荷をかけたりしないのだろうか。

■キックペダル脱落事件

厚木のバイク用品店から帰る途中、R129旧道を走行中に、何かが右足にあたり、後方からカランカランという金属音が聞こえた。

落下物でも踏んだのだろうとかと思いつつ、念のため停車して後方を見てみると、どこかで見たことのある形状の金属棒が落ちている。そこで、またがっている自車を見てみると、キックペダルが無いことに気付いた。あの棒っきれは、まさに俺のキックペダルではないか。

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落っこちていたキックペダルを回収して持ち帰り、取り付け用のボルトを購入すべくヤマハのサイトで部品を検索するも、キックはオプション扱いだからなのか、パーツリストに載っていない。

仕方がないので、手元にあった汎用のM8ボルトで固定した。このボルトは単にキックペダルを固定することが目的であり、汎用品を使うこと自体に特に問題があるとは思えないが、安っぽい金色のクロメート処理されたボルト頭が無駄に目立つのが気になる。

■電装系確認

バッテリー電圧と、エンジン動作中の電圧をテスターで測定。特に問題なし。
念のためオークションで中古のレギュレータも買っておいた。ほとんど気休めだが。

その他、ヘッドライトバルブを念のため新品に交換。高効率のものに替えてみたら、多少は明るくなったような気がするが、他のバイクに比べれば誤差程度でしかない。古いものは予備として持参。

■オイル交換&フィルター掃除

これから長距離を走るので、純正オイル(YAMALUBE BASIC 20W-40、1000円/1L)に替えた。

今まで入れていた安物オイル(1400円/4L)は、1000km走行ぐらいではフィーリングに大きな変化は無く、相変わらずマイルドな感じだった。
それに比べるとYAMALUBEの方が多少軽く回る感じがするけど、毎回これを入れたいと思うほどの違いではない。ついでに金属網目フィルターを掃除した。それなりに金属片がこびりついていた。

交換時の走行距離は8086km(IT関係者には覚えやすい数値)。

どうでもいいけど、世界統一ブランドのYAMALUBEっていう名前がおかしすぎる。よくこんなのでGOが出たな。

■チェーン張り調整

ちょっとチェーンがたるみ気味のような気がしたので、調整を試みた。
しかし、NAPSのニイチャンがドライブシャフトのボルトを恐ろしいトルクで固定したらしく、まったく緩まない。これって逆ネジじゃないよな? なんてことを疑いたくなるぐらい緩まない。

仕方がないので文明の利器を持ち出し、電動インパクトで数分に渡って刺激を与え、ようやく緩めることが出来た。

そして、スネイルカムを1目盛りずらしてみると、明らかにたるみ不足であった。それよりはたるみ気味の方がまだましなので、あれだけ苦労して外したボルトを、何もしないまま元に戻すことになった。

その後チェーン掃除&給油。昔は気持ち悪い青色だったKUREのチェーンルブ、何時の間に透明になったのだろう。

■闇雲増し締め攻撃

先日のキックペダル脱落事件の反省を踏まえ、目につくボルト類を全て増し締めすることにした。

何と、エンジンの前側をフレームに固定しているボルト4本が全てユルユルであった。やっておいてよかった。

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その他、ステップ固定ボルト等、数カ所の緩みが発見された。
単気筒だから振動も多いし、ガタガタ道も走るし、こういうものだと思っておいた方がいい。

もう悪いところは出尽くしたと思いたいけど、多分また何かが起こるんだろうなあ。

「セロー近況(故障&整備編)」への2件のフィードバック

  1. あたしのKUREのチェーンルブはまだ気持ち悪い青のヤツです。使い道は扇風機の軸の潤滑オンリーな現状なのであと100年は持ちそうです(笑)

  2. うちのも青いヤツだったのですが、もう20年近く前に買ったものだったし、たまたまチェーンクリーナーとセットで安売りしていたので買ってしまったのです。当然青いのが出てくると思ったら透明でビックリでした。

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