エンジンオイル路上散布事件

カップラーメンで腹ごしらえし、背中に使い捨てカイロを貼って寒さに備え、魔法瓶に紅茶を入れて一服の支度も済ませ、準備万端のつもりで昼前に出発。

やっぱりちょっと寒いな、なんて思いつつR134を走っていると、足下からオイル臭い煙が上がってきた。

オイルを入れるときにこぼれたのが燃えたんだろう程度に考えていると、そんなレベルのものではなかった。オイル注入口から、まるで源泉の如くオイルが噴き出しているではないか。全然熱くないので気付かなかったが、右足がオイルまみれになっているではないか。ガソリンタンクの右側もオイルまみれになっているではないか。何だこりゃー!!

既に柳島の手前まで来てしまっているが、慌ててUターンして歩道に停めた。一体何が起こったんだ???

とにかくフィラープラグがあるべき場所に無いのは間違いない。問題は何故無いのかなんだけど、そもそもオイルを入れた後に締めたかどうかを覚えていない。こんなの当たり前のように締めるから覚えていないのか、そもそも締めていないのか、全く思い出せない。仮に締めたとしたら、やたらとユルユルだったので走っているうちに落っことしてしまったのだろうか?

原因がどうだろうと、無いものは無いので、こんなところで考えていてもしょうがない。たまたま持っていたウェットティッシュを詰めて、そのまま走って家に帰ってきてしまった。

即席フィラープラグ 即席フィラープラグ

オイルまみれ オイルまみれの右足

整備をした場所の周辺や、ゴミ箱、オイルパックリの箱の中なんかを調べてみたものの、フィラープラグは出てこない。ってことはやっぱり走っているうちに落としたのか? 相変わらず全然思い出せない。

オイルまみれのセローを掃除し、オイルが染みたジーパンと上着を洗濯し、YSPまで行って部品を注文して帰宅すると、もう15時過ぎだった。いくら快速K1100RSでも、これじゃ日が沈む前に伊豆スカイラインに着けるどうかすら怪しい。仕方がない、今日のツーリングは諦めた。

timberland 空しく風に揺れる上着

ここでヘコんでいてもしょうがないので、バイクはバイクでも、オートバイではなくチャリンコで海岸線の自転車道を走ることにして、今度はウエストバッグにPENTAX K-mを入れたり、着替えたりといった準備を進める。

そしていざチャリンコに乗ろうとすると、タイヤの空気が全然無い。とりあえず後輪に空気を入れようとしたら、バルブが途中で折れている(Shop99のバルブはすぐ折れる)。たまたま持っていたバルブに入れ替えて空気を入れ、今度は前輪の作業に移ると、こっちのバルブも折れている。さすがにもう予備がないので、懲りずにShop99まで買いに行く。こんなことをしているうちにもう時間は16時。

間違いない。今日は年に数回やってくる「何をやってもダメな日」に違いない。こんな時、以前だったら自分に腹を立ててそのへんのモノを蹴飛ばしたりしていたのに、何故か全然腹が立たないのは、年の功なのか、自分の馬鹿さ加減に諦めがついたのか、それとも体調絶不調で飲んでいた薬の副作用なのか。

まあとにかく、今まで一度も行ったことがなかった柳島に行けたし、夕焼けも綺麗だったし、K-mの「夕焼けモード」も試せたので、良かったということにしておきたい。それにしても海岸線の自転車道は朝から晩まで人が多い。辻堂駅前より多いんじゃないのか?

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帰宅した頃には既に真っ暗。今日は伊豆スカイラインに行くつもりだったことさえすっかり忘れていたが、魔法瓶の紅茶はまだ温かかった。さすがタイガーのSAHARAだ。

「エンジンオイル路上散布事件」への2件のフィードバック

  1. こんばんは^^
    フィラープラグはフルスロットル加速♪で吹き飛んだのでは^^
    それにしてもデジカメいいなと^^。
    リアル感あってゼンゼン綺麗〜欲しくなりますは。

  2. どうも。
    セローのフルスロットルは原チャリ級のトロさですから、どっちかというと単気筒の振動でしょうかねえ。そもそも締めてなかった可能性が高いです。ちょっと前のK1100RSのフロントブレーキキャリパーと同じく。
    デジタル一眼レフいいですよ。
    家庭(というか子供)持ちの方ほど買うべきではないかと 😀

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