ALPINE POWER AMPLIFIER MRV-T407

2022年2月、アンプをALPINE MRV-T502に替えた。音質面では、大満足とまではいかないまでも、特に不満もなかったのだが、少々筐体が大きく、運転席のシート下から若干はみ出しているのが気になっていた。

このクルマのリヤシートに人を乗せる可能性はほぼゼロなので、はみ出ていても何の不都合もない。「気になる」のと、ちょっと荷物を置くときに少しだけ邪魔だということだけ。

そんなわけで、なるべく気にしないように心がけてはいたものの、MRV-T5xxより小さいサイズのMRV-T3xxまたはMRV-T4xxに買い替えたいなー、という願望はなんとなく燻っていた。その分、出力が50wから30wまたは40wに下がってしまうが、大音量を出すわけではないので劇的な差は出ないだろう。

そのため、たま〜にヤフオクやCrooooberを覗いていたが、コレというものにはなかなか出会えなかった。時間が経つにつれて頻度は落ちていたが、それでもやはりごくたま〜に覗いていたら、突然めぼしいものが現れた。Crooooberに、MRV-T407が3300円で売られていたのだ。送料込みでも4400円。

どうしても欲しいというわけでもないが、ここまでの出物は滅多に無い。これを逃すと後悔しそうだ、というだけの理由で注文してしまった。

程なくして届いたMRV-T407は、予想通りMRV-T502よりほどほどに小さく、きっちりシート下に収まった。

そして音質はというと、これがなかなか良かった。MRV-T502は若干ドンシャリ気味で、ツイーターからの高音が若干耳障りだったのだが、MRV-T407の方が全体的に落ち着いている。こちらの方が好みだ。T502とT407は販売時期的に数世代離れているので、その間にALPINEの音質チューニングが少し変わったのかもしれないし、単に古いのでどちらかが変なだけかもしれない。

音の深み、広がり感みたいなものがほんの少しだけ落ちる気がしないでもないが、気のせいレベルの違いでしかない。物理的な収まりも、音質的にも満足感があり、なかなか良い買い物だった。

浮いてしまったMRV-T502は、動作確認済み品としてヤフオクに出せば4000円ぐらいにはなる気がするが、とりあえずスペアでとっておくことにしよう。