現在本業で対応している顧客が何故か11/4(金)が会社休日なので、それに合わせて休暇をとった。天気が良さそうだったので、プチツーリングの結果が良好だったK1100RSで出かけることにした。
この時期に夕方帰宅必須の日帰りツーリングの行き先といえば、富士山周辺か伊豆が第一候補になるが、どうやら天気が快晴っぽいのと、富士山スカイラインが残り数日で冬季閉鎖になる(今日が走れるラストチャンス)ので、富士山方面にした。ホントにやるかどうかはわからないが、カップラーメンやコンロ、水やら何やらといったラーツーの準備をして出発する。
いつもの柳島のGSで給油して、まず向かった先はいつもの曽我梅林東側のみかん畑の道。西方向へのツーリングの最初の寄り道は大抵ここ。
ここで道路状況を見ると、東名高速が大渋滞している。故障車渋滞らしいので解消は期待できない。そのあおりでR246も渋滞している。のっけから災難だ。知っていたら西湘バイパスを直進して箱根超えしたのに。
仕方ないのでR246をダラダラと走る。クラッチワイヤーを交換&調整したので左手の握力はどうにかなっている。渋滞なので低速走行する羽目になるが、アクセルオフからオンにした際に若干の回転数低下が見られる。そしてワイヤーの遊びも少し多い。このへんはまだ調整の余地がある。
R246の山登りを終え、道の駅の手前で田舎道に入る。幾つか撮影スポットがあったので写真撮影に没頭してしまい、かなり時間を食ってしまった。
そして自衛隊演習場の前を過ぎて富士山スカイラインに向かう。
クルマだと富士山スカイラインを使うことがほとんど無く、K1100RSはここ数年不調ばかりだったので、この道を走るのはかなり久しぶりだ。この先はK1100RSにピッタリな高速ワインディングなんだが、乗らなさすぎて腕が落ちているというか、人車一体感がまるで無くなっているので、おっかなびっくり走り続ける。少し慣れてきたかと思ったところで御殿場口登山道の五合目に到着する。
写真撮影に没頭してしまい時間の余裕がなくなるのはいつもと同じ。この先はさらに登るので、ジャケットのインナーを着込み、冬用グローブに替えて出発する。時間がないので大抵の人が寄る水ヶ塚のパーキングはスルーして、富士宮口の新五合目に向かう。
ここから先はひたすら登るばかりで、しかもつづら折れなので、実は走っていてもあまり面白くない。K1100RSにとってはカーブの半径が小さすぎて苦痛だ。アクセルのオンオフに伴う挙動が完璧ではないことが、面白くなさに拍車をかける。淡々と登り続け、標高2400mの最高地点に到着した。
登りきったところにレストハウスがあったはずなんだが、基礎だけ残っているが建物がない。後で調べたら放火で消失してしまったらしい。
さっきの御殿場口は1440m、こちらは2400m。どっちも五合目なのに1000mも違う。
ここまで来ると富士山は眺めるものではなく登るものになっていて、上を見ても景色的には全然面白くない。上よりも下を眺めるべき場所だ。
さて、さすがに腹が減った。ラーツーの準備はしてきたのでラーメンにしてもいいのだが、時間の余裕がないのであまり気が進まない。そこで至近のコンビニを検索してみたが、そんなものは至近には無く、一番近くても自宅の反対側に30km、自宅までの経路上となると50kmぐらい走らないと無い(富士山スカイラインを来た方向に戻ればあるが、それは主義に反する)。そのため、半ば消去法でラーメンにする。
富士山スカイライン(冬季閉鎖区間)の下りは、延々急斜度のつづら折りを下るだけであまり面白くない。淡々と下りきって本線に戻り、快走路を疾走して西臼塚駐車場に入る。入り口のそばに東屋があったので、その目の前にKを停め、東屋でラーメンを食うことにする。
コンビニがないという不可抗力によりラーツーになったが、結果的にはこれで良かった。素晴らしい景色の中、熱いラーメンを食うのは格別だ。
この駐車場は撮影地としても有名なので、ちょっとばかりウロウロして撮影していく。しかし一部を除いて砂利であり、しかも酷い轍があったりするので、重量級オンロードバイクには到底お勧めできない。
さて、あとはひたすら帰るだけになる。富士山スカイラインを西に走り、七曲り的な連続カーブをおっかなびっくりクリアし、直線を延々降りたところで信号を曲がり、暫く走ってR469に入る。東方向に向きを変え、裾野方面へ向かう。富士山こどもの国あたりで富士山に雲がかかりはじめてしまい、自分的に定番の撮影スポットに着いた頃には既に何も見えなくなっていた。
あとは帰るだけ。ひたすら東に走り、R246のガソリンスタンド(珍しく非セルフ)で給油。この程度の距離なら無給油で帰れると思っていたのだが、R469走行中にとっくに黄色ランプが点灯していたので仕方ない。燃費悪化には気付いていたが、ツーリングでもその印象は変わらなかった。
駒門のスマートICから東名高速に乗り、淡々と秦野中井まで走り、そこから南下して西湘バイパス無料区間、R134と、約84km/2時間22分を無停止で走り、18時ちょい過ぎに帰宅した。
アクセルオフからオンにした際の挙動に違和感があること、燃費が極端に悪いこと、あとは左側に切れ込む傾向にあること(空気圧が正常であるにも関わらず)を除けば、概ね問題なく走りきった。蛇腹交換前の絶不調状態は脱したと見て良さそうだ。ほぼ1年ぶりに日中丸々使った日帰りツーリングだった割には疲労感が少ないのもKならではという気がする。
とはいえ、燃費を筆頭として問題が無いわけじゃない。面倒なのでプロに頼むと言いたいところだが、今やBMWディーラーは超排他的で受け付けてくれるところがない。作業箇所が明確ならG湘南に頼む手もあるが、この手のトラブルシューティングみたいなものは難しそうだ。結局自分で悩んでどうにかするしかないのだろう。
そういった問題点の解決策を考える余裕もなく、帰宅早々に晩飯づくりのお仕事が待っていた。少なくともこんなものを作る程度の体力は残っていた。
撮影について
ほとんどがPENTAX K-1+smc FA43/1.9 Limitedでの撮影で、たまにsmc FA77/1.8 Limited、GRIIIが混じっている。時間的余裕を失ってくるとレンズ交換の余裕もなくなり、真の標準レンズたる43mmのままにしてしまう。まあ撮影しに行っているわけじゃないのでこれで充分だろう。
最近はボディ内RAW現像でホワイトバランスCTEと、カスタムイメージ「風景」を選んで少し彩度を上げることが多いが、一部「里び」を使ってみた。ススキだとか、物悲しい感じの寂れた場所はコレが似合う気もする。
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