黒くあるべきものをきちんと黒にすると気分的に大変よろしいので、これまでにもあちこちやっている。そのくせして、一番目立つところにあるフロントグリルを放置していた。白っちゃけているものはたくさんあるが、これはその筆頭レベルで酷い。
とはいえメンドクサイので放置していたが、ストライプやら何やらを替えて気分が良くなったのが災いしたのか、突然我慢ならなくなり思わず取り外してしまった。さらに勢い余ってエンブレムを外しにかかってしまった。
ちなみにこのグリル&エンブレムは、いつだかのかっぱぎ大会時にゲットしたもの。何年式用のものなのかは記憶にない。
作業している間は、元々このピアッツァについていたものに差し替えておく。こちらの方がエンブレムがデカく、グリルのエンブレム取り付け部に凹みがない。
どちらが格好良いかは好みの問題だが、自分的には今回外してしまった小さいエンブレムの方が良いのでこちらを黒くする。
水洗いして乾燥させたが、とにかく白っちゃけ具合が酷い。どうしたらこんなに酷くなるのか。
一筋縄ではいかない
とりあえずミッチャクロンを塗ってみる。
そしてサフェーサーを吹いてみたが、異様にノリが悪い。塗ったそばから弾いてしまう。
コレじゃ使い物にならない。ここでようやくミッチャクロンの前にシリコンオフ処理するのを忘れていたことに気づく。
K1100RSのテールカウル塗装時も同じ現象が発生して酷い目にあったことを思い出す。あの時は結局削りまくって下地を出してどうにかした。
今回もそうせざるを得ないと考え、240番の耐水ペーパーで削りまくって下地を出す。そしてサフェーサーを吹くと、削る前よりは格段にマシになった。そして艶消し黒を吹いたら、またしても変なことになった。
ヒートガン登場
徐々にムカついてくるが、怒っても何も解決しない。淡々とダメな部分を削り、今度はステッカー剥がし用に買ったヒートガンで温めながら薄塗りを繰り返すことにした。熱湯で温めたスプレー缶でササッと塗り、ヒートガンで温めることを5〜6回繰り返す。
このエセ焼付け塗装は意味があったようで、前のようにおかしな事態になることなく塗り終えることができた。養生としてスポーツ新聞ではなく梱包材を使ったので余計にマシに見える。
ステッカー剥がし以外に使いみちがないんじゃないかと迷いつつもヒートガンを買った意味があった。実はヒートガンなんか無くてもできたかもしれないが、時間短縮には役立ったに違いない。
エンブレム型取り
エンブレムを戻す前に、なんとなく型取りをしておく。使うかどうかはわからない。
何度か失敗を繰り返したが、熱湯で温めれば再トライできるので、時間さえあればいつかはマシなものができる。温めてから極力時間が経たないうちに覆ってしまうと良い結果が出るようだ。
エンブレム装着
もう思い残すことはない。3Mの両面テープでエンブレムを貼り付ける。
わかっていたことではあるけど、エンブレム側の塗膜の剥げが目立つ結果になってしまった。これはどうしようもない。
車体へ装着
一時的に取り付けていた古いものを外し、塗装後のものと比べてみる。塗装前は、この古いやつよりさらに酷かったので、比べ物にならないほどマシになった。
固定用のプラ部品を装着して、ボデーに装着した。
黒いものがちゃんと黒いのはやはり気分がいい。両面テープで貼ったエンブレムが飛んでいったりとか、変なオチがつかないことを祈る。