このピアッツァの暗電流がやたらと多いことはとっくにわかっていることだが、色々と調べた結果、これ以上削減の余地無しと一旦は結論づけていた。
しかし、中古の赤バッテリーが早くも寿命になったのかは定かではないが、最近ヒジョーにバッテリーの減りが早い。1週間程度の放置でアッサリと始動限界スレスレあたりまで放電してしまう。もしかするとパルス充電が逆効果だったのかもしれないが判断しようがない。
そんなわけで、まだなにかできることが残っているんじゃなかろうかと思考を巡らせた結果、常時8.5mAを消費しているキーレスエントリーを、非乗車時は不稼働状態にしてしまえば、待機電流の8.5mAを削減できると考えた。
やることは簡単で、キーレスエントリーからバッテリーに繋がる電線の途中にスイッチを噛ませるだけ。
というわけでスイッチを探す。小さいトグルスイッチは手元の電子部品箱に入っていたが、使いづらそうなのでやめる。ギボシを抜き差しするという荒業も無くはないが、これはさらに使いづらそうなのでやめる。ちょっと大きめのトグルスイッチにしようとAmazonを物色していたところ、プッシュスイッチが目に入った。
トグルスイッチにすると、スイッチ以外にステーも考えなければならないのだが、コレだったら適当にダッシュボードなり何なりに貼るだけなので、余計なことを考えなくても済む。そんなわけで、コレを注文した(440円)。翌日には早くも届いた。
早速スイッチを装着する。キーレスエントリーの配線を途中でぶった切って、スイッチの配線を間に噛ませる。手でねじっただけの仮装着状態で、ちゃんと導通がオンオフでき、キーレスエントリー自体も動作することを確認した。
そして電線のねじった箇所を半田付けし、ビニールテープで絶縁して再度キーレスエントリー動作確認すると、どういうわけか動いたり動かなかったりする。
何度か試しているうちに、動かない割合のほうが増えてきた。
疑うべきは自分の作業。半田のミスがあったのかと思ったが、さすがにこんな簡単なのはミスらない。どう見ても問題ない。ではキーレスエントリー側を壊してしまったのかと思い、配線をバイパスしてみたら問題なく動く。
そこでAmazonのレビューを見てみたところ、スイッチが導通しない事例が何件か報告されていた。いま目の前で起きているのはまさにソレだ。
間違いない、コレは不良品だ。そうとなったらこれ以上頑張っても無駄だ。さっさとAmazonに返品を申請すると、返送せずとも新品再送が可能だと言われたので、素直にそれに従う。翌日、早くも再送品が届いた。
そして再度部品を取り付けると、今度は問題なく動作した。
配線を押し込み、スイッチをダッシュボードの目立たないところに両面テープに貼り付けて作業終了。
これで8.5mAの削減に成功したが、全体から見れば12%程度に過ぎない。バッテリー死亡まで8日だった場合、それが9日に伸びる程度の差しかない。完全に自己満足の世界だ。これで駄目なら、次はいよいよマルチドライブモニタに手を出すしかない。時計の時刻を毎回あわせ直すのはウザいのでやりたくないのだが。