25年越しにマスターキー入手

うちのピアッツァの鍵は、25年前に入手した時点でスペアキーのコピーしかなかった(マスターキーではなくスペアキーからコピーを作った愚かな先々代?オーナーを気が済むまで説教したい)。

マスターキーとスペアキーのわかりやすい違いは、ハッチゲートのロックを開けられるかどうかだ。何故そこで区別するのかはよくわからないが、とりあえずこのピアッツァのハッチゲートを開けたい場合は、センターコンソールのレバーで開けるしかなかった。

そしてこの鍵はコピーで、しかもすり減りまくっているため、キーシリンダーにきちんと刺さらない問題があった。刺さらないというと語弊がある。刺さるのだが、簡単に抜けてしまうのだ。走っている最中に落っこちてくる。少し重いキーホルダーを付けたらアウトだ。

マスターキーはディーラーに頼めば複製可能だ。運転席ドアロックに刻印されている英字+数字(全部で5桁)をディーラーに伝えると複製してくれる。そんな話はとっくの昔に知っていたのだが、ディーラーの敷居が高いとか、そもそも乗用車ディーラーが無くなってしまったとか、別に死ぬほど困っているわけじゃないとか、メンドクサいとか、色々な理由で放置していた。

それを突然思い立ってキーナンバーを確認したのは既報の通り。そしてブランクキー(KEY : BLANK 8-94121475-0)も注文した。あとは複製作業をするだけなのだが、いすゞ金沢に確認したところ既に機械を処分してしまって対応不可とのことだった。

仕方ないのでヤフオクに出ている業者に頼もうとしていたところ、永田自動車で複製可能という話を聞いたので頼んでしまった。

程なくして複製マスターキーが届いた。

スペアキーとは先端形状が異なる。

早速試してみる。これまで一度も開けられなかったハッチゲートのキーシリンダーに鍵を挿して回すと、ガチャッとロックが解除された。苦節25年、遂にここを鍵で開けることに成功した。感無量である。

続いてイグニッションキーシリンダーも試す。若干渋かったがきちんと奥まで挿さり、エンジンがかかった。そして勿論引っ張っても落ちてこない。当たり前のことに感動する。

こうして遂にマスターキーを入手した。先日いすゞ金沢に注文して受け取ったブランクキーでスペアキーを作ろう。

社外品のPIAZZA刻印入りブランクキーも何故か持っているが、これらは実用性の観点で劣るので使わないことにした。マスターキーを入手しても使わないのだから、多分ずっとこのまま飾り物にするのだろう。