ブルーストライプで初出走

分厚い雲に覆われた月曜日の昼休み。エンジンオイル交換効果の確認と、ブルーストライプ化完了記念撮影のため、PENTAX K-1 + D FA★50mmを鞄に突っ込み、いつもの山坂道を走って撮影スポットに向かった。

少し長めに暖気して出走した。調子は良いが、やはりメカノイズの減少具合はよくわからない。すべては後方から聞こえる英国紳士の孤高のサウンドのせいだ。その程度のノイズは気にするなということだ。

それはいいとして、なんとなく油圧計の動き方が以前と違うような気がする。踏まない時は下がり、踏んだら上がるという動作自体は同じものの、下がり方と上がり方がのんびりしている気がするし、上げ下げの幅も小さい気がする。しかし、以前の状態をきちんと覚えていないし、オイルがはいっているかどうか以上のことは確かめようがないので、あまり気にしないことにする。

というわけでエンジンは快調ということにした。いつもの山坂道は前方をトロい車に塞がれてしまい、あまり楽しめないまま終わってしまった。反面、撮影スポットは幸いガラガラだった。今にも雨が降りそうな空模様で、風も強い。こんなときに撮影なんてしようとするヤツは、よほどの物好きか、折角来たので仕方なく…というヤツぐらいだろう。ちなみに自分は両方該当する。

他人の目を無視して撮影に没頭しているうちに、昼休みが終わる時間がすぐそこまで近づいていた。慌てて自宅に向かってピアッツァを走らせた。油圧計の挙動は、なんとなく元の状態に戻ったような気がした。